火災に遭う以前のノートルダム大聖堂をVRで堪能するための3つの方法
by Henry_Marion
2019年4月15日に発生した大規模火災によって、その鐘楼や屋根の一部が崩落してしまったフランス・パリのノートルダム大聖堂ですが、かつての美しい姿を拝むことができるVRコンテンツがVR系メディアのUploadVRで紹介されていました。
3 Ways To Visit Notre-Dame Cathedral In VR - UploadVR
https://uploadvr.com/notre-dame-vr/
◆1:YouTubeにあるVRムービー
YouTubeには、VRデバイスだけではなくスマートフォンやPCからも見ることができる360度VRムービーが数多く公開されています。例えば、フランスのVRムービー制作会社であるTARGOは、火災が起きるほんの1カ月半前にノートルダム大聖堂を撮影した、以下の360度VRドキュメンタリームービーを公開していました。
Step inside Notre-Dame cathedral [VR/360] - YouTube
大聖堂の内部
火災ではその一部が焼け落ちてしまいましたが、VRムービーの中ではその立派な天井が収録されています。
はるか高くで日の光を受けて輝くバラ窓のステンドグラス。
巨大なパイプオルガンは荘厳な音色を響かせます。
ノートルダム大聖堂の教区司教を務めるパトリック・バルト司祭。
ヴィクトル・ユゴーの小説「ノートルダム・ド・パリ」の主人公であるカジモドが住んでいた、ノートルダム大聖堂の鐘楼。火災の際にはこの鐘楼も崩落してしまいました。
パリの市街を見下ろすガーゴイルたち。
火災に包まれる以前のノートルダム大聖堂の立派な姿をVRムービーで見ることができました。
◆2:Google Earth VR
衛星写真と航空写真、高精細3Dスキャンを組み合わせて現実の世界をデジタルで再現するGoogle Earthにおいて、パリは全詳細スキャンが行われている都市の1つです。Google Earth VRを使えば、好きなように街の中を歩き回ることができ、ノートルダム大聖堂もそのうちの1つ。
実際にGoogle Earthにおけるノートルダム大聖堂の外観がどんな感じなのかは、以下のムービーを見るとよくわかります。
Notre-Dame Cathedral in Google Earth VR - YouTube
◆3:イーグルフライト
人気ゲーム「アサシン クリード」シリーズを開発・販売するUbisoftは、フランス革命を舞台にした「アサシン クリード ユニティ」でノートルダム大聖堂の再現に全体の80%にあたる労力を割いたと報じられています。2019年4月のノートルダム大聖堂が火災に遭った際には6000万円以上を寄付することを発表し、話題となりました。
そんなUbisoftはVR向けのコンテンツとして、人類が滅んでから50年後のパリを舞台に、オオワシとなって自由に飛び回るゲーム「イーグルフライト」を配信しています。「イーグルフライト」がどんなゲームなのかは以下のムービーを見るとよくわかります。
『イーグルフライト』パッケージ版 発売日告知トレーラー - YouTube
「イーグルフライト」はPlayStation VR・Oculus Rift・HTC Viveで配信されていて、税込4800円で購入可能です。
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