Gmailがあらゆるサービス同士を連携させる「IFTTT」のサポートを打ち切る模様
「○○が起きたら××を実行」というシンプルな命令セットにさまざまなサービスを連携させることで、「メールを送ったらルンバで掃除」したり「カメラで写真を撮影したらクラウドストレージにも画像を保存」したりと、さまざまな動作を自動化するのに役立つサービスが「IFTTT」です。しかし、フリーメールサービスのGmailがIFTTTのサポートをまもなく打ち切りにすることが、ひょんなことから明らかになっています。
Gmail will drop IFTTT very soon - Not Enough TECH
https://notenoughtech.com/google/gmail-will-drop-iftt-very-soon/
Google removing gmail access from IFTTT | Hacker News
https://news.ycombinator.com/item?id=19458172
GmailがIFTTTのサポートを打ち切ると報じているのは、テクノロジー系ブログのNot Enough TECH。同ブログがGoogleアカウントチームにGoogle+について問い合わせを行ったところ、偶然Googleから「GmailのIFTTTサポートに関するメール」を受け取ることとなった模様。なお、GmailがIFTTTのサポートを打ち切る理由は、Google+を取り巻くセキュリティ侵害にあるそうです。
「Google+を取り巻くセキュリティ侵害」については以下の記事にその詳細が書かれています。
5000万人の個人情報の漏洩リスクがあるバグ発見でGoogle+が終了時期を2019年4月へ前倒しに - GIGAZINE
GoogleアカウントチームはNot Enough TECHへのメールで、「特別な措置を講じる必要はありませんが、次のサードパーティー製アプリ(IFTTT)ではGmailコンテンツを含むGoogleアカウントの一部データへのアクセスができなくなることをご承知ください。この変更は2019年3月31日から有効になります」と記しており、サードパーティー製アプリのIFTTTではGoogleアカウントの一部データにアクセスできなくなると警告しています。なお、Googleは「次のサードパーティー製アプリ」と記しているものの、IFTTT以外のサービス名は挙げられていません。
続けて、「我々はユーザーデータが保護されていることを確認するための継続的な取り組みの一環としてこの変更を行っています。これらのアプリ(IFTTT)は2018年10月8日に発表されたGoogleによる最新のデータプライバシー要件にまだ準拠していません」と記し、IFTTTのサポートを打ち切る理由を説明しています。
Not Enough TECHは「IFTTTでGmailを使ったことは一度もない」としながら、より多くのツール同士を連携させられる点にIFTTTの可能性が秘められているため、サポートされなくなることは残念と記しています。
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