Facebook＆Instagramでアクセス障害が発生、接続不能状態が8時間以上も継続中

Facebookがアクセス障害によりしばらく接続不能となっています。さらに、Facebook傘下のInstagramやWhatsAppも動作が不調となっているようです。

Error
https://www.facebook.com/

Facebook is down and Instagram is struggling
https://mashable.com/article/facebook-instagram-whatsapp-are-down/

Facebook and Its Family of Apps Have Been Dealing With an Outage for Most of the Day – Adweek
https://www.adweek.com/digital/facebook-and-its-family-of-apps-have-been-dealing-with-an-outage-for-most-of-the-day/

現地時間で2019年3月13日9時、日本時間では3月14日1時頃にはFacebookの開発者向けダッシュボード上のFacebookのステータスが「部分的な機能停止」になっていたとのこと。記事作成時点でもステータスは「部分的な機能停止」を示しており、アクセス障害は8時間以上にわたって続いているということになります。

プラットフォームの状態 - 開発者向けFacebook

アクセス障害の原因についてFacebookは調査中で、「現在、一部のAPIリクエストに時間がかかる、または予期せず失敗する可能性がある問題が発生しています。私達は問題を調査し、解決に取り組んでいます」と記しており、APIリクエストの問題による障害であることを示唆しています。

USA TODAYはネットワークパフォーマンス企業のNetscoutで働くエンジニアのロナルド・ダブリン氏の、「(Facebookで発生しているアクセス障害は)本質的に悪意のあるものではないが、そのような出来事は広範囲に渡って破壊的なものになる可能性がある」という証言を掲載しており、同氏はアクセス障害はヨーロッパのインターネット企業が偶発的に遭遇したインターネットトラフィックの渋滞が原因であるとしています。

各サービスのサーバー状況を知らせるサードパーティーのサービスである「Downdetector」によると、やはり日本時間で3月14日1時頃に、ユーザーからのアクセスに関する不具合の報告が急増していることがわかります。

Facebook down? Current problems and status. | Downdetector

以下のマップがどの地域でサーバー障害が起きているのかを示したもの。日本やアメリカ、オーストラリアといった地域を中心にアクセス障害が発生している模様。

Instagramのステータスを見ると、こちらも1時頃から不具合の報告が増加しており、ピーク時にはFacebook以上の報告件数が記録されています。

Instagram down? Current status and problems | Downdetector

Instagramの場合は日本よりもアメリカでの障害の方が大きい模様。

WhatsAppでも障害が発生しており、WhatsApp関連のニュースを報じるWABetaInfoは「メディアを送信するサーバーで問題が発生しています。この問題はFacebookやInstagramを苦しめているものと同じものです」と記し、Facebook・Instagram・WhatsAppで起きた障害はすべて同じ原因によるものであることを示唆しています。

なお、FacebookおよびInstagramはアクセス障害についてTwitter上で以下のように説明しています。

「我々は一部のユーザーが現在Facebook関連アプリにアクセスする際に問題を抱えていることを認識しています。可能な限り早く問題を解決するために取り組んでいます。なお、問題がDDoS攻撃に関連していないことを確認しています」

「我々はInstagramユーザーのアクセスに影響を与える問題が発生していることを認識しています。ユーザーを苛立たせる状況であることは認識しており、開発チームはできる限り早く問題を解決するために懸命に働いています」