Nintendo Switchで城を増築しながら魔物の猛追から王国を守り抜く「Kingdom Two Crowns」を遊んでみた
漂着した島で城を築き、毎夜襲ってくる魔物「グリード」から王国を守るタワーディフェンス型のゲーム「Kingdom:New Land」に続く「Kingdom Two Crowns」が2018年12月11日にNintendo Switch・PlayStation 4・Xbox One・PC(Steam)向けに登場しました。2017年に発売された前作のシステムを受け継ぎながら、さまざまな新要素や新デザインが追加されてるとのこと。果たしてどんな感じに進化しているのか、Nintendo Switch版を実際に遊んでみました。
K I N G D O M | Kingdom Two Crowns Comes Out 12.11.2018
https://www.kingdomthegame.com/
「Kingdom Two Crowns」がどういうゲームなのかは以下のトレーラームービーを見るとよくわかります。
Kingdom Two Crowns - Launch Trailer - YouTube
「Kingdom Two Crowns」をスタートすると、異なる2つの世界をロード中に選択できます。左がこれまでのシリーズと同じく中世ヨーロッパ風のデザインで、右が今作から追加された「封建社会制時代の日本」をモチーフにした「SHOGUN」モードとのこと。今回は右を選択しました。
プレイヤーが操作する君主は馬に乗って島を移動します。プレイヤーのデザインも日本風。十二単(ひとえ)を羽織った女王はこんな感じ。
烏帽子と狩衣のようなデザインですが、微妙に何か違うようにも見えます。
鎧(よろい)とかぶとをまとったデザインもありました。
ロードが終わると、最初の島でゲームがスタート。
現れた霊の導き通り移動すると、「KINGDOM」のロゴが登場して崩れていきます。
最初にやるべきことは、広場にあるたき火にコインをささげて着火すること。このたき火が城の中心になっていきます。
たき火にコインをささげることで、どんどん城が立派になっていき、城の施設も充実していくというシステムです。
広場には、何の職も持たない人がうろついています。彼らにコインをあげると、自分の手下になってくれます。
手下になった人には仕事をあげなければなりません。左にあるハンマーにコインをささげると「職人」が、右の弓矢にコインをささげると「戦士」が生まれます。職人は城の施設を建設するのに必要な職業で、戦士は夜な夜な襲いかかってくる魔物を退治するために必要な職業です。
まずは魔物から街を守るため、左右両端に壁を作る必要があります。地面にこんもりと盛り上がった場所にコインをささげると、職人が走ってきて、壁を築いてくれます。
夜になると、両端から魔物が襲いかかってきます。壁で魔物の侵入を防ぎながら、戦士の弓矢で撃退しなければなりません。
また、道中には大きな岩があることも。岩にコインをささげると……
見張りやぐらが完成。
やぐらをつくると戦士が登って、高いところから迫り来る魔物を攻撃してくれるので、見かけたらこまめに作るとかなり楽になります。
城の改築や手下を増やすために必要なコインのゲット方法はさまざま。たとえば、街の広場に商人がいると、1枚コインを払うことで次の日にたくさんのコインをくれます。
また、城をアップグレードすると農場が設営できるようになります。農民を配置すると、定期的にコインを生み出してくれます。
また、魔物が襲ってこない昼間には、戦士は城の周りでウサギや鹿を狩っています。場所によってはウサギがわらわらと湧いてくるので、戦士に狩りまくらせることで大量のコインをゲット可能。
コインは島の平定には不可欠ですが、君主が魔物に攻撃されると、持っていたコインを落としてしまいます。さらにコインを1枚も持っていない状態で攻撃されてしまうと、王冠が吹っ飛んでしまいます。
吹っ飛んだ王冠はすぐに拾いにいかなければなりません。王冠を一足早く魔物に奪われてしまうと……
ゲームオーバーとなり、最初の島からやり直しとなります。ただし、ゲームオーバーになっても各島に作った施設は引き継がれるため、これは無理だと思ったら潔くゲームオーバーになって最初からやり直すのもあり。
城の左右には森が生い茂っています。SHOGUNモードでは、森というより竹やぶといったデザインになっています。木の一本一本にコインをささげることで、職人が切り倒してくれます。狩りの対象となるウサギを繁殖させるためには、森を切り開き周囲を野原にする必要があります。
また、前作同様、森の中にある漂流船にコインをささげて修理すると、島から脱出することができます。
ただし、前作では島の端っこまで行かなければ船に乗ることはできなかったのに対して、道中にある柱から乗り込むことができるのが今作での大きな変更点です。そのため、島を抜け出すだけであれば、端まで行って敵の本拠地を壊す必要はなくなりました。
船には君主のほかに戦士や職人も乗せることができるので、次の島に人材の一部を持ち越すことが可能。ただし、今作では脱出すればクリアとなるわけではなく、島から魔物を追い出せばクリアとなります。したがって、さっさと船を修理してクリアすることを目指す前作と異なり、今作では「森を切り開いてゆっくりと城を拡大し、充実した施設と戦力を抱えて魔物退治を狙うこと」が重要となっています。
また、森の中にはさまざまな建物やアイテムがあることも。例えば以下の画像は、職のない人が住むキャンプ。定期的に住人が現れるので、コインを与えて手下をどんどんと増やしていきます。
城の改築には上限がありますが、森の中にあるモニュメントに大量のコインをささげることで上限が外れ、さらに城を大きく改築できるようになります。
暗い森の奥深くにあった茶色い宝箱にはコインがたくさん詰まっています。そのため、城を増築するだけではなく、森を探索することも非常に重要。
前作「Kingdom:New Land」では、森の中の施設にコインをささげることでさまざまな特典やアイテムをゲットすることができました。しかし、今作「Kingdom Two Crowns」からは、コインだけではなく「宝石」も必要となります。
宝石は森の中にある黒い宝箱の中から見つかります。
開けると中に2~3個。コインは宝箱のほか、戦士がウサギや鹿を狩ったり農場を設営することでゲットできますが、宝石は黒い宝箱からしかゲットできません。また、この黒い宝箱はリスポーンしないため、宝石の数は有限となっています。そのため、どの施設に宝石を使うかをよく考えるというのが「Kingdom Two Crowns」の新しい戦略ポイントとなっています。なお、ゲームオーバーになっても宝石の支払い済みの施設はそのまま引き継がれるので、安心してやり直すことも可能。
また、今作ではグリフォンやサラマンダーなど特殊能力を持った馬も多く追加されています。森をうろうろと歩いていると、突然空から何かが降ってきました。どうやら宝石2個を支払うと何かが起こる模様。
宝石2個を支払うと、今作で追加された新しい馬となる黒いグリフォンが登場。前作「Kingdom:New Land」では島を攻略しないと新しい馬に乗り換えることはできませんでしたが、今作では森の中の施設に宝石を支払い、さらにコインを支払うことで乗り換えることが可能。
さっそくグリフォンに乗り換えます。グリフォンは普通の馬よりもスタミナが多い上に、地面から野ねずみを食べてスタミナを一瞬で回復してくれます。さらに、大きな羽ばたきを起こすことで押し寄せる魔物を一時的に遠くへ吹き飛ばすことも可能です。
実際に君主のまたがるグリフォンが、ねずみをつまみ食いしながら城壁に押し寄せる魔物を吹き飛ばす様子を以下のムービーで見ることができます。
Nintendo Switch「Kingdom Two Crowns」でグリフォンに乗って魔物を蹴散らしてみた - YouTube
今回はNintendo Switch版をプレイしましたが、PC版ではローカルもしくはオンラインで2人協力プレイも可能になっているとのこと。Nintendo Switch版・PlayStation 4版・Xbox One版は、2019年にマルチプレイ対応予定です。「Kingdom Two Crowns」はNintendo Switch・PlayStation 4・Xbox One・PC(Steam)でダウンロード販売されていて、税込2050円で購入可能です。
Nintendo Switch|ダウンロード購入|Kingdom: Two Crowns
https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000000671
Kingdom: Two Crowns | 公式PlayStation™Store 日本
https://store.playstation.com/ja-jp/product/EP2187-CUSA13501_00-JPPS400000000001
Kingdom Two Crowns を購入 - Microsoft Store ja-JP
https://www.microsoft.com/ja-jp/p/kingdom-two-crowns/c089l4x1jh1c?activetab=pivot:overviewtab
Steam:Kingdom Two Crowns
https://store.steampowered.com/app/701160/Kingdom_Two_Crowns/
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