メモ

1500年にわたって湖の底で眠っていた剣が8歳の女の子によって引き上げられる


スウェーデン南部にある湖で、約1500年前のものと思われる剣が8歳の少女によって引き上げられるという出来事がおこりました。1500年前といえば、スカンジナビア半島にヴァイキングが住んでいた時代よりもさらに古い時代であり、発見された剣は非常に貴重な歴史的資料として取り扱われることになっています。

Eight-year-old Swedish-American girl pulls pre-Viking era sword from lake - The Local
https://www.thelocal.se/20181004/eight-year-old-swedish-girl-pulls-1000-year-old-sword-from-lake

Girl, 8, pulls a 1,500-year-old sword from a lake in Sweden - BBC News
https://www.bbc.com/news/world-europe-45753455

An 8-year-old girl pulled an ancient sword out of a lake, and she's our hero now
https://mashable.com/article/eight-year-old-pulls-viking-sword-out-of-lake/#CnbYfnK1Wuqu

この剣を発見したのは、Saga Vanecekさんという8歳の少女。家族といっしょに、スウェーデン南部・スモーランド地方にあるヨンショーピング市で休暇を楽しんでいた時に、大発見をするに至りました。

休暇先にある湖で遊んでいたSagaさんは、足で湖の底に沈んでいた何かを踏んづけたとのこと。「何?」と思って踏んだものを手で持ち上げると、何やら古びた棒であることがわかりました。最初は古い木の枝かと思い、再び水の中に捨ててしまおうと思ったSagaさんでしたが、持ち手のようなものが付いている事を発見。そこで、近くにいるお父さんに棒を見せたところ、「これは古い剣ではないか」ということになり、地元の博物館にいる専門家に見せてみることになりました。


棒を調査した博物館の専門家は、「これは1000年以上前の剣ではないか」と考えたとのこと。そこでさらに詳細な調査を行ったところ、この剣は現代から1500年以上も前の5世紀から6世紀に作られたものである可能性が極めて濃厚になりました。ちなみに、1500年以上にもわたって湖の底に眠っていた剣が発見されたのは、偶然にも湖の水位が例年よりも大幅に下がっていたことが原因の一つだそうです。


剣の保存状態は「極めて良好」とのことで、付随する木の入れ物なども一緒に残されていた模様。ものすごい偶然で「勇者」になってしまった少女の幸運さもさることながら、いったいどのような人物がこの剣を手にしていたのか、そちらも非常に気になるところです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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