メモ

たった1人のニコールを探して大学内のすべてのニコールにメールを送信したところ246人のニコールが友だちになる


カルロス・ゼティナさんは、大学構内にあるバーで「ニコール」という名前のカルガリー大学に通うオランダ出身女性と出会います。ニコールさんをとても気に入ったゼティナさんですが、ニコールさんからもらった携帯電話の番号が書かれたメモが間違っていたことから、カルガリー大学の全ニコールさん宛に一斉にメールを送るという荒技を実行。その結果、なぜかメールを送られた246人のニコールさん同士が友だちになり、巨大な「ニコールネットワーク」が形成されるという謎の事態が発生し、話題となっています。

‘Nicole From Last Night’: how one man’s quest for love led to a surprising sisterhood | Life and style | The Guardian
https://www.theguardian.com/lifeandstyle/shortcuts/2018/sep/11/nicole-from-last-night-love-sisterhood-canadian-student-247-campus-facebook-group

Guy emails 246 Nicoles in search of a girl he met at a bar, and now they're all friends
https://mashable.com/article/man-emails-246-nicoles-for-date/

'Nicoles' strike up friendship after man emails more than 240 women with same name at Calgary university | CBC News
https://www.cbc.ca/news/canada/calgary/nicolefromlastnight-1.4816417

A Guy Emailed 246 Nicoles Trying To Find The One He Met At A Bar And Now They're All Friends
https://www.buzzfeednews.com/article/laurenstrapagiel/nicole-from-last-night

バーで知り合ったニコールさんのことをいたく気に入ったゼティナさんですが、ニコールさんがメモに残した携帯電話番号が間違っていたため、連絡を取る手段が断たれてしまいました。そこでゼティナさんはニコールさんが通っているカルガリー大学全体のメーリングリストを調べ、登録されている「ニコール」という名前の学生・教職員、合計246名にメールを送るという驚きの手段を採りました。


メールには「こんにちは。このメールはすべてのニコールさん宛に送ります。あなたが以下の記述に当てはまらないという場合は無視してください。また、もしもあなたが記述に当てはまっても、私と話したくないというなら、それはそれでOKです。私が探しているニコールさんは、オランダ出身でニーチェのテキストにうんざりしているはず。僕の名前はカルロスです。昨晩あなたとあなたの友人を家まで送った人物だよ」と記されていたそうです。なお、ゼティナさんは「ニコレット」や「ニッキー」といった、お目当てのニコールさんである可能性の高い名前の人物宛にもメールを送っていたそうで、メールを送られたニコールさんの中には副学部長もいたそうです。

以下の画像は実際に246人のニコールさん宛に送られたメールのスクリーンショット。赤枠部分に「+246」と記されており、246人に一斉送信されたメールであることがわかります。


別のニコールさんが撮影したメールのスクリーンショットは以下の通り。同じメール内容であることがわかります。


大勢のニコールさん宛にメールが送られましたが、結局ゼティナさんが探していたニコールさんは見つけることができなかったそうです。そのかわりに、ゼティナさんからメールが届いた246人のニコールさんたちは大盛り上がりとなり、大勢のニコールさんたちで集まることを決めます。

以下の画像はそんなニコールさんたちの集いの様子を撮影したもの。ツイートには「ある男性が昨夜会った女性を探すために、大学のすべての『ニコール』宛にメールを送りました。そしてニコールたちはガールズギャングを結成ました。マジ死にそう」と書かれています。


集会に参加した別のニコールさんが撮影した集合写真


実際にゼティナさんからメールが送られてきたひとりであるというニコール・トンプソンさんは、CBC Newsのインタビューで「(ニコールさんの集いには)私と同様の研究関心を持った研究者もいたので、将来的に協力するつもりです」と語っています。

同じくゼティナさんからメールを受け取ったひとりであるニコレット・リトルさんは、「人生において予期せぬ素晴らしい出来事に遭遇することは素敵なことです。本当にナイスで素晴らしく、スマートで、面白いニコールたちとの出会いを提供してくれました。ちょっと大胆で興味深い動きだったけど、ありがとうカルロス(・ゼティナ)!」と、多くのニコールさんたちと出会う機会をくれたゼティナさんに感謝しています。

ゼティナさんのメールを受け取ったあるニコールさんは、「このメールはおそらく私の身に起きた最高の出来事」とツイートしています。


ゼティナさんのメールにより団結したカルガリー大学のニコールさんたちは、Facebook上に「Nicole from last night(昨夜のニコール)」というグループを作成し、毎月の定期会合を開くことを計画するようになります。その後、誰かがこのFacebookグループの中に「ニコール・トーテネル」という女性を追加したのですが、この女性がゼティナさんが探し求めていたオランダ人のニコールさんだったそうです。

トーテネルさんは、Facebookのニコールグループに向けて、「私はオランダからの交換留学生で、昨夜カルロスに家まで送ってもらいました。そして、ニーチェのことをほんとうに退屈だと思っています!私はカルガリー大学のメールアドレスを持っていないので、あの美しいメールを受け取り損ねました。でも、ニコールのパワフルネットワークが私を引き合わせてくれましたね」とコメントしています。


なお、トーテネルさんと面識があるというニコール・トンプソンさんいわく、トーテネルさんはゼティナさんと連絡をとり、コーヒーを飲みに行く約束をしたそうです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
連れ去られて27年間行方不明になっていた息子の名前をググって発見、感動の再会を果たす - GIGAZINE

ずっと探し続けていた生き別れの兄弟はお向かいさんだった - GIGAZINE

逃走中の容疑者がFacebookに「撃たれそう」と投稿した後で本当に撃たれて死亡 - GIGAZINE

連れ去られて27年間行方不明になっていた息子の名前をググって発見、感動の再会を果たす - GIGAZINE

in メモ, Posted by logu_ii

You can read the machine translated English article here.