そのまま食べるとツナ、調理するとコンビーフという不思議な新食材「シーチキンコンビーフ」試食レビュー
K&Kの「コンビーフ」とはごろもフーズの「シーチキン」を合体させた「シーチキンコンビーフ」が2018年8月20日(月)に新登場しました。そのまま食べてもOK、調理してもOKとなっており、「それぞれの食材の旨みを生かした味わい深い仕上がり」とのことなので、一体どんな食べ物なのか、さっそく購入して確かめてみました。
シーチキンコンビーフ | 国分グループ本社株式会社
http://www.kokubu.co.jp/brand/cornedbeef/
これが編集部に届いたシーチキンコンビーフ。
原材料名を見たところ、一番前に「コンビーフ(牛肉、牛脂、その他)」、その次に「まぐろ油漬(きはだまぐろ、大豆油、その他)」と並んでいます。カロリーは1缶80gあたり277kcal。
箱の中に入っている缶詰は、コンビーフよりもシーチキン寄りの形。
しかし、缶を開けてみると、どう見てもシーチキンの色ではありません。
ほぐしてみたところも、見た目はシーチキンよりもコンビーフ寄り。しかし、編集部員に目をつむって「何だと思う?」と試食してみてもらったところ、5人中5人が「シーチキン」と回答しており、「コンビーフ」と答える人はいませんでした。食感はコンビーフっぽい感じですが、味はツナ寄りのようです。
マヨネーズとあえて……
ご飯の中に入れ……
おにぎりにしてみたところ、100%ツナマヨの味。コンビーフらしさはどこにもありません。
「これは一体どういうことだろう?どこにもコンビーフらしさが見当たらない……」と困惑しつつも、今度は加熱調理してみることにします。ジャガイモをカットして電子レンジで6分間チン。
フライパンでニンニク&バターを加熱し、チンしたジャガイモとシーチキンコンビーフを加えます。
ジャーマンポテト風にしてみました。
「これでツナポテトになっていたらどうしよう。シーチキンコンビーフの意義がなくなってしまう……」と恐る恐る食べてみたところ、なんということでしょう、今度は不思議なことに、ツナっぽさが見当たらず。コンビーフっぽさ、肉肉しさが前面に出ており、ニンニク&バターの風味でジャンクな仕上がりになっていました。お酒のアテにもよさそうです。
また、公式サイトにいくつかレシピが公開されていたので、そのうちの1つ「シーチキンコンビーフのチャンプルー」を作ってみることにしました。小松菜・もやし・豆腐などをシーチキンコンビーフと一緒に炒めて、塩コショウ、めんつゆで味つけした後に、溶き卵を加えるというもの。
かつお節をのせて完成です。
めんつゆやかつお節が魚の風味を加えているので、一瞬「ツナっぽいかな?」と思うのですが、食べ続けていると後からコンビーフっぽさが追いかけてきます。何を食べているのか?と聞かれるとよくわからないのですが、魚と肉のうまみがいい感じに半分ずつ感じられました。
あまりにも不思議な食べ物だったので、実際にコンビーフ単体&シーチキン単体と食べ比べてみました。すると、シーチキンコンビーフだけを食べた時は「シーチキン寄りの味」と感じたのですが、食べ比べると確かに「シーチキンコンビーフ」という名前のとおり2つの特徴を半々ずつ持っていることを実感。
これは、コンビーフの特徴がそのジャンクさにあるところ、シーチキンコンビーフではコンビーフとツナを合わせることで「あっさりしたコンビーフ」に仕上がっているためだとみられます。なので調理でジャンクさを加えてやると、たちまちコンビーフ感が復活するわけです。
なお、サラダのトッピングとしても使ってもOK。
今回はシーザーサラダドレッシングを使ってみました。クセのないスタンダードな味なので、調理の幅が広く、ドレッシングも種類を選ばなさそうです。
なお、シーチキンコンビーフは税込390円で、以下のページから購入可能。定番商品になりそうなほどスタンダードで食べやすい味つけで、調理方法によって風味が変化するのも面白いので、気になる人はいろいろ実験してみるのもアリです。
シーチキンコンビーフ | ROJI日本橋オフィシャルサイト
http://www.roji-nhb.jp/products/detail.php?product_id=4638
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