ハードウェア

ディスクアレイ装置に向かって大声で叫ぶと何が起こるのか?


ディスクアレイ装置は、複数のハードディスクを大容量のストレージと見立てて使用することができます。ディスクアレイに搭載されるハードディスクはモーターなどを使って物理的に動作し、内蔵されている部品も極めてデリケートな動作をすることから、振動に弱いという弱点があります。OracleのFishworksチームは、ディスクアレイ装置に向かって大声で叫ぶ実験を行っており、振動に弱いハードディスクをたくさん搭載した装置がどのような挙動をするのか、その様子をYouTubeで公開しています。

Shouting in the Datacenter - YouTube


「私はFishworksの研究チームに所属しているブレンダンです。これから面白いものをお見せできると思います」と語るのが、今回ディスクアレイ装置に大声で叫ぶ実験を行うブレンダン・グレッグ氏。


グレッグ氏はSolarisの画面を指さし「ここでは、ディスクI/O処理のレイテンシ(待ち時間)を測定しています」と説明。


次に真ん中のグラフを指さしたグレッグ氏は「実験用のデータとして、今回500ミリ秒単位でディスクI/Oの状態を見られるように、詳細情報を追加しました」と語り、ハードウェアなどのパフォーマンスを監視するツールであるDTraceを使用して、本来であれば1秒単位のレイテンシのみを計測できるところ、今回の実験用に0.5秒単位のデータも取得できるようにしたとのこと。


グレッグ氏は「今から行うことは推奨もされていなければ、サポート外の行為です」と話し、絶対にまねをしないようにと注意を視聴者に伝えています。


そして、直後にディスクアレイ装置に向かって大声をあげるグレッグ氏。


すると、先ほどのグラフが動き、大きな山ができます。


グレッグ氏は、少し時間を開けて、もう一度大声をあげます。


DTraceのグラフに2つ目の山が登場しました。


グレッグ氏は「これは特殊効果でも何でもなく、ディスクが振動したことによる影響です。ディスクにとって振動は深刻な問題でもあります」と語り、大きな音による振動でグラフが振れた現象であることを説明しています。


「DTraceのディスクI/Oの状態を見ると、叫んでいた時間帯のレイテンシが上昇しているのがわかります」


「上のグラフは1秒単位ですが、このグラフは0.5秒単位のレイテンシを表示するため、より詳細な情報がわかります」


「Fishworksの技術は、このようなものまで視覚化することが可能ですが、決してJBOD(ディスクアレイ装置)の前で叫ばないようにしてください」とグレッグ氏は語り、ムービーを締めくくっています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
Microsoftが海中にデータセンターを設置、電力も再生可能エネルギーだけでまかなうクリーンな仕様 - GIGAZINE

Googleが機械学習専用の第3世代プロセッサ「TPU3.0」を発表、冷却が追いつかず液冷システムまで導入する事態に - GIGAZINE

NVIDIAの技術カンファレンス「GTC2018」が開幕、8万基超のCUDAコアで構成される小型スパコン「DGX-2」や自動運転カーの仮想シミュレーション技術などを発表 - GIGAZINE

Western Digitalが次世代コンピューティングアーキテクチャ「RISC-V」の推進を加速 - GIGAZINE

北極圏に世界最大級のデータセンターを建設する計画が始動 - GIGAZINE

in ソフトウェア,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.