無料のヨガや瞑想、ライブなどで住民のつながりを強くし健康的に人生が送れるようデザインされた都市「レイク・ノーナ」
「活動的な生活が人にどのようなメリットをもたらすのか?」ということで、ヨガ・瞑想・ライブ・ガーデニングなどさまざまなイベントを通じて住民同士のつながりを強くする目的で設計された都市「レイク・ノーナ」が、アメリカに存在します。病院や研究施設なども存在し、高速インターネットも使え、記事作成現在は住民を募集中とのこと。
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Inside a huge community where yoga is free and events promote neighborhood bonding - CBS News
https://www.cbsnews.com/news/inside-a-huge-community-where-yoga-is-free-and-events-promote-neighborhood-bonding-wellness-lake-nona/
レイク・ノーナはウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの所在地としても知られるアメリカのフロリダ州中央部・オーランド郊外にある都市。ナターリア・フットさんとその夫のマイケルさんは、新しい家を探している時に「コミュニティの空気がある場所に住みたい」と考え、レイク・ノーナへの移住を決めました。レイク・ノーナは広さ17平方マイル(4.4平方キロメートル)で、文化的施設やイベントによって健康的な生活を送れるようデザインされているという特徴を持っています。
レイク・ノーナではヨガや瞑想のクラスが無料で誰でも受けられるのに加え、ガーデニングやライブなども行われ、住人同士のつながりを促進する環境にあるとのこと。
レイク・ノーナの開発を行うTavistock Development Companyの社長であるジム・ザバウ氏によると、レイク・ノーナには1万4000人の住民が既に移住しているといいます。詳細な数字は不明のようですが、年間1000件はイベントが開催され、イベントは複数の人々が協力し「場所を提供する」「イベントを行う」という役割を担うことで成り立っているとのこと。
住民の11%は、病院2件、大学2つ、生体医療の研究所などが集まった「メディカル・シティ」で働いています。また大きくはないもののゴルフ場もあり、働く場所や、公共機関、たくさんの住宅も存在するため、ザバウ氏は2018年6月現在「不動産を売ること」に集中していると語っています。目下の課題はタウンセンターの建設と不動産を売る環境を整えることだそうです。
ギガビット級インターネット網が用意されており、インターネットは平均的なアメリカの家庭の200倍もの速度だとのことで、住民の4分の1はリモートワークで自宅から仕事を行っています。幼稚園から大学まで、都市内で公教育を受けることが可能で、また建物はアパートタイプから何億円もする高級住宅まであり、都市は幅広い収入の人に開かれています。
レイク・ノーナは活動的な生活が人にどのようなメリットをもたらすのかという調査の対象となっており、ナターリアさんたち住人は、この研究の被験者となるとのこと。健康やウェルネスに関連する複数の機関や企業がレイク・ノーナに関係しているそうです。
「Perk Vagas」というエンターテイメント施設もオープンする予定とのこと。
夜はこんな感じ。
代替医療の提唱者であるディーパック・チョップラ氏もレイク・ノーナに関心を寄せる1人で、レイク・ノーナについて「我々はウェルビーイングを中心とした都市、コミュニティをまさしく今、作っています。これは未来の出来事のようですが、同様のトレンドは今にあちこちで見られるでしょう」と語りました。
なお、レイク・ノーナの専用Instagramアカウントも開設されており、街の様子を見ることができます。
Lake Nonaさん(@learnlakenona) • Instagram写真と動画
https://www.instagram.com/learnlakenona/
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