現代でバイキング生活をする女性に迫ったムービー「Meet Norway’s Modern-Day Vikings」
バイキングは西暦800年から約250年間、西ヨーロッパの沿海部を侵略した海賊で、野蛮なイメージを持っている人が多いはず。しかし、バイキングの多くは農民や漁民で構成されており、海賊稼業を行う人はわずかであったことから、そこまで野蛮な民族ではなかったと考えられています。イングリッド・ガラドリエル・アウネ・ニールセンさんは、情報化の進んだ現代社会において1年のほとんどをバイキングとして生活しています。現代でバイキング生活をする中から得られることについて、ガラドリエル・アウネ・ニールセンさん自らがYouTubeで語っています。
Meet Norway’s Modern-Day Vikings - YouTube
「バイキングの時代は、「襲撃」や「戦争」の時代として語られることがあります」
「しかし、バイキングの多くは、生きるために農家や漁師として生活していました」
「私の名前はイングリッド・ガラドリエル・アウネ・ニールセン。現代のバイキングです」
「私が15歳のとき、バイキングマーケットに立ち寄ったことをきっかけに、バイキングに夢中になりました」
ガラドリエル・アウネ・ニールセンさんは、ノルウェーで3000人規模のバイキングコミュニティーの長を務めており、トロンハイムの郊外を拠点に1年の大半をバイキングとして過ごしています。
「私たちが山を歩く時、数日間『ある生活』をして楽しんでいます」
「それは、外で睡眠をとり、食料など必要なものは全て自分たちで運ぶというものです」
「私たちはバイキング時代にどのような食事が行われていたのか徹底的に調べており……」
「当時のバイキングたちと同じように乾燥した魚や肉などを食べています」
「私たちがバイキングとして暮らすときは、自分たちで作ったものを使用します。たとえば、私の着ている服は全て自分で作ったものです」
「これらの衣服は天然の染料を使って染め上げることもあります」
「私たちが履いている靴も自分たちで作っています。これは、縫った革を丸く曲げたもので……」
「靴というよりは、足にグローブを付けているような感覚です」
「私たちがバイキングとして生きることで、当時の人々の気持ちが徐々にわかるようになってきました」
「現代人は非常に速い世界に住んでおり、一度に多くの情報を得ることができます」
「しかし、少しだけ時間を取って、今この瞬間を生きる生活をあえて経験することは……」
「多くのことが学べて、さらに新しい視点も得られるようになるので、今日の生活を変えることにもつながります」
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