2019年のiPhoneはトリプルレンズで立体視や光学3倍ズームを実現か
by Phil Desforges
2019年にAppleがリリースする予定の新型iPhoneに関するウワサが続々登場しており、背面にはトリプルレンズカメラを搭載し、光学3倍ズームや立体視を実現する可能性が報じられています。
Triple-lens iPhone may use advanced 3D sensing via stereoscopic vision
http://www.idownloadblog.com/2018/05/28/triple-lens-iphone-3d-sensing-stereoscopic-vision/
2019年に登場するiPhoneのカメラについて最初に報じたのはBloombergでした。正確な深度マッピング機能とより信頼性の高い拡張現実(AR)機能を実現するため、2019年のiPhoneでは背面カメラにiPhone XのTrueDepthカメラのような高性能センサーを搭載すると報じました。ただし、TrueDepthカメラとはまったく別の3Dセンサーが採用されるとのこと。
これに続く形で台湾の經濟日報が2018年4月に、「2019年に登場するiPhoneはトリプルレンズカメラとなる」と報じています。トリプルレンズカメラが実現すれば、低照度性能が向上し、カメラのズーム機能も格段に進化することが予測できます。
次期iPhoneはトリプルカメラ搭載で望遠機能を強化か - GIGAZINE
さらに、ドイツ証券のアナリストであるJialin Lu氏が、Appleは2019年に発売する予定のiPhoneのうち1機種は「1200万画素の6P(レンズ6枚タイプ)耐衝撃性カメラ」を搭載すると予測。この6Pレンズにより、iPhoneが真の光学ズーム機能と光照射野カメラアプリケーションが使用可能になる可能性も指摘されています。
加えて、Appleは2017年に発売されたiPhone X以降も顔認証機能の「Face ID」を実現するための高性能インカメラである「TrueDepthカメラ」を維持することが予想されるため、将来のiPhoneではインカメラとリアカメラの両方で高度な3Dセンサーが搭載される可能性が高い、とLu氏。
有効画素数が1200万画素のカメラがウワサ通りのトリプルレンズとなれば、写真やカメラに新機能が追加される可能性は高いとLu氏。カメラ性能の向上により追加される新機能としては、「光学3倍ズーム」や「立体視」機能が挙げられています。なお、既存のデュアルレンズカメラを搭載したiPhoneのうち、iPhone 7 Plus/iPhone 8 Plus/iPhone Xはどれも最大2倍の光学ズーム機能しか有していません。
2019年に登場するiPhoneがトリプルレンズを採用しても、世界初のトリプルレンズカメラ搭載スマートフォンにはなれません。なぜなら既にHuaweiの新型スマートフォン「P20 Pro」がトリプルレンズカメラを採用しているから。なお、海外メディアThe Vergeのレビューで、P20 Proのトリプルレンズカメラは「Galaxy S9やiPhone Xのカメラよりも優れている」と評されています。
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