メモ

スタバが商品を購入していなくても座席やトイレを利用できるようにすると発表


アメリカのスターバックスは2018年5月19日(土)に「商品購入前であっても座席またはトイレを利用可能にする」として、商品を購入していない人であっても顧客として扱う規則を追加すると発表しました。

Use of the Third Place Policy | Starbucks Newsroom
https://news.starbucks.com/views/use-of-the-third-place-policy

New Starbucks policy: No purchase needed to sit in cafes
https://www.apnews.com/2305a7e4e6de4b71bdd38631882c7bd4?utm_source=Twitter&utm_medium=APEastRegion&utm_campaign=SocialFlow

Starbucks policy change: You don't need to buy anything to sit in cafe
https://mashable.com/2018/05/19/new-starbucks-policy-buy-something-sit-bathroom/

この規則が追加されることになったのは、2018年4月12日にフィラデルフィアにあるスターバックスで、黒人男性2人が商品を購入せずに、店内に居座ったとして逮捕されたことがきっかけでした。


当時逮捕された2人の男性はスターバックスに入店後、商品を購入せずに友人が到着するのを待っていたとのこと。このとき、男性の1人が店員に「トイレを使わせてほしい」とお願いしたようですが、店員が「商品を購入しないと利用はできない」として、2人に退店を命じました。このとき、男性は退店を拒否したため、店員は警察に連絡。黒人男性2人が店に不法侵入したとして、現行犯逮捕されることになりました。逮捕された2人は数時間ほど拘束されることになりましたが、「特に何もしていなかった」として刑事責任は問われずに釈放されています。

黒人男性2人が逮捕される様子を撮影していた女性は、「警察が呼ばれたのは、彼らが何も購入しなかったから。友人を待っていただけで、何もしなかったのに連行されたのです。『なぜ自分たちが同じことをしたときは、こんな事にならないんだろう』と他の白人は不思議に思っています」とTwitterに投稿しており、今回の逮捕は明らかな人種差別なのではないかと疑っていました。


この投稿はまたたく間に拡散されることとなり、スターバックスは大きな批判を浴びることになりました。事件から2日後の2018年4月14日(土)にスターバックスは「店側の対応に問題があった」として騒動について謝罪することとなり、2018年5月19日(土)には「商品購入前の人も顧客として扱い、座席やトイレの利用を許可する」という新しい規則を追加するにまで至りました。スターバックスは規則の追加に伴い、2018年5月29日(火)の午後にアメリカ国内にある8000店舗以上を閉鎖し、従業員の教育を行う予定です。

逮捕された2人の男性は、すでにスターバックスと和解が成立しており、スターバックスは2人の男性に慰謝料1ドル(約110円)と大学進学のための奨学金の提供を約束。そして、起業家を目指す高校生向けの教育プログラムに20万ドル(約2200万円)寄付することも発表しています。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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