「スターバックスコーヒーのロゴはどうやってデザインされてきたのか」がよく分かるムービー
世界規模で展開するコーヒーチェーン・スターバックスコーヒーのロゴは、緑色の円の中に女性が描かれたものです。スターバックスコーヒーのロゴがどのようにデザインされてきたのか、その歴史について説明したムービーが、Bloombergによって公開されています。
How Starbucks Found Its Mythical Mermaid - YouTube
スターバックスコーヒーは、アメリカ・ワシントン州のシアトルで第1号店が開業しました。
当時は喫茶店ではなく、焙煎(ばいせん)したコーヒー豆を販売するショップでした。
スターバックス(Starbucks)という店名は、創設メンバーが好きだったというハーマン・メルヴィルの小説「白鯨」から取られています。
「白鯨」内に登場する捕鯨船の名前から取った「Pequad(ピークォド)」が店名の第一候補としてあがりました。しかし広報を担当していたテリー・ヘックラー氏は作中で沈んでしまう船の名前をつけることに難色を示したため、同作に登場する一等航海士・スターバックの名前を採用することにしたわけです。
ヘックラー氏はさまざまな書物を当たり、その中で15世紀にノルウェーで製作されたというセイレーンの古い木版画に目をとめました。
セイレーンはただの人魚ではなく、その歌声で船員を誘惑して海に引きずり込むという神話上の怪物です。セイレーンをロゴに採用したのは、人びとがセイレーンに誘われてコーヒーを買うだろうという期待が込められているとのこと。
1971年に創業した当初のロゴはこんな感じ。今と違って茶色が基調のロゴで、中央にいるセイレーンのイラストは木版画のものをそのまま使用しています。
最初はセイレーンの上半身が裸だったことで苦情もあり、ヘックラー氏は長い髪を前に垂らして胸を隠すようなデザインに変更します。
1987年にロゴは一新され、新鮮と成長を表す緑色が基調のデザインになりました。
そして、2011年に再びロゴが刷新されます。社名が外され、セイレーンのイラストのみになりました。この変更にはファンからも賛否両論でした。
セイレーンの顔をよく見ると、向かって右側の鼻筋(黄色部分)が左側と比べて太さと長さがやや違います。このわずかな差によってロゴは線対称ではなくなり、セイレーンの顔つきに人間らしさがより加わっているといえます。
スターバックスはこのロゴで79カ国に展開しており、87億ドル(約9600億円)以上のブランド価値を築いています。
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