27年前のゲーム機向けにゲーム開発現場の過酷さが体験できる新作「Fork Parker’s Crunch Out」がリリースされる
1991年にアメリカで発売されたスーパーファミコンの海外版Super Nintendo Entertainment System(SNES)向けに、まさかの2018年になって新作ソフトがリリースされることが発表されています。SNES向けに27年ぶりにリリースされることとなったのは、「Fork Parker's Crunch Out」というゲームで、昔ながらのドット絵がまぶしいタイトルとなっています。
Fork Parker's Crunch Out – Mega Cat Studios
https://megacatstudios.com/products/fork-parkers-crunch-out
インディーゲーム向けのパブリッシャーであるDevolver Digitalが、ゲーム開発現場の危機意識を高めるためのゲーム「Fork Parker's Crunch Out」をSNES向けに発表しました。舞台はゲーム開発会社で、ゲームリリースまでの忙しい期間に長時間労働させられる従業員達を題材にしたブラックジョーク的な内容となっています。なお、ゲームタイトルの「Crunch Out」は、ゲーム開発終盤の締め切りに追われるプロジェクトチームが徹夜をふくむ長時間労働を連日くりかえすことを指す業界用語です。
ゲームにはDevolver Digitalの架空のCFOであるフォーク・パーカーが登場し、ユーザーはこのキャラクターを使って従業員をうまくマネジメントしながらゲームを納期通りに出荷する必要があります。従業員にコーヒーを与えたり、社内のアメニティに投資したりしながら、社員のモチベーションを維持し、反乱を防ぐという妙にリアルな設定が楽しめるようです。
時にはパタリと倒れた開発者に除細動器を使って蘇生させるということもある模様。
ゲームはMega Cat Studiosにより開発され、Devolver Digitalが販売することとなります。ゲームは業界内で問題視されている長時間労働および精神健康問題を広めるためのものであり、ゲームの販売で得た利益の一部は非営利の慈善団体であるTake Thisに寄付される予定です。
なお、「Fork Parker's Crunch Out」は以下のサイトで先行予約受付中で、49.99ドル(約5500円)で購入可能です。ゲームの出荷時期は2018年秋頃となっています。
Fork Parker's Crunch Out – Mega Cat Studios
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