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Z世代はインフルエンサーが実際の人間であるかどうかをほとんど気にしていないことが最新の調査で明らかに


分析会社のSprout Socialが公開したインフルエンサーマーケティングに関する最新の調査レポートにより、Z世代の若者はソーシャルメディアにおいて古い世代とは異なる価値観を有していることが明らかになっています。

What consumers want from influencer marketing
(PDFファイル)https://brandfolder.sproutsocial.com/VXTUTVL1/at/5pbs9v7p6g4kksf3n6p6ckz/influencer-marketing-report_2024_consumer-expectations.pdf

Influencer Marketing | Success | Sprout Social
https://sproutsocial.com/insights/data/influencer-marketing-report/success/

Sprout Socialが公開した調査レポートは、2000人のアメリカ人とイギリス人を対象に行われたアンケート調査をまとめたものです。

最初のアンケート内容は「消費者がインフルエンサーに求める資質」について。消費者が求める資質としては、「自分の価値観に合っている」(53%)、「スポンサー付きコンテンツを投稿するときでも信頼性がある」(47%)、「適切な量のコンテンツを投稿している」(37%)、「私の個人的な属性に合っている」(36%)、「フォロワー数」(26%)の順に高い模様。


多くの消費者が「自分の価値観に合っている」インフルエンサーを支持すると回答しており、これはミレニアル世代X世代ベビーブーマーなど幅広い世代に当てはまる傾向だそうです。

一方で、Z世代の若者の中で「自分の価値観に合っている」という要素を支持する人は「35%」で、ソーシャルメディアアカウントの「フォロワー数」を重視する人(47%)の方が多い結果となりました。


この結果について、Sprout Socialは「目の肥えたZ世代の若者は、額面通りの『本物』という言葉を信頼しない傾向にあるようです。Z世代は『本物』という言葉ではなく、定量的な信頼性(ソーシャルメディアのフォロワー数)を重視する傾向にあります」と記しました。

インフルエンサーマーケティングの中で消費者が好むトピックは、「食品&飲料」(30%)が最も人気で、2番目に人気なトピックが「美容」(26%)、以下「ファッション」(21%)、「音楽」(19%)、「DIY&クラフティング」(18%)という順に続きます。


なお、世代別にみると若い世代の間では「フィットネス」「ゲーム」「ライフスタイル」といったトピックが人気で、X世代の間では「映画」「TV」「スポーツ」といったトピックが人気となっており、世代ごとに好まれるトピックが異なることがわかります。

消費者が求めるインフルエンサーコンテンツの種類は、「誠実で偏見がない」(67%)、「人を楽しませる」(48%)、「教育的」(29%)、「驚きと意外性」(19%)、「野心的」(18%)の順で高くなっています。年齢や性別を問わず、正直で偏見のないインフルエンサーのコンテンツが消費者の注目を集めることが明らかになっているだけでなく、野心的なコンテンツがあまり消費者の関心を引かないこともわかりました。


さらに世代によって最も利用するソーシャルメディアが異なってくることも明らかになっています。ベビーブーマーの50%はFacebookを最も利用するソーシャルメディアであると回答。一方で、X世代とミレニアル世代ではベビーブーマーの約2倍もInstagramの利用率が高くなっています。

そして最も若いZ世代では、4分の1以上(27%)が最も利用するソーシャルメディアとして「TikTok」を挙げており、世代ごとに好みのプラットフォームが明確に異なってくることがよくわかる内容となっています。

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in メモ, Posted by logu_ii

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