無料でスマートフォンから手軽にコーディングが学習できるアプリ「Grasshopper」を使ってみた
コンピューターが私たちの生活に浸透し、至る所でコンピューターの恩恵を受けている現在、コンピューターを動かすコードを書く「コーディング」の能力は大きな強みになります。しかし、「『コーディング』という言葉を耳にしたことはあるけれど、実際に勉強するのは大変そう」と感じて敬遠している人も少なくないはず。「Grasshopper」は、スマートフォンで手軽にコーディングが学べるアプリとなっているとのことで、実際に使ってどんな風にコーディングが学べるのか試してみました。
Learn to Code for Free – Grasshopper
https://grasshopper.codes/
GrasshopperはAndroid版とiOS版が無料で提供されていますが、今回はiOS版をダウンロードします。App Storeのページから「入手」をタップ。
「インストール」をタップ。
インストールが完了したら、「開く」をタップ。
Grasshopperのスタート画面が開くので、「START LEARNING」をタップ。
「"Grasshopper"がサインインのために"Google.com"を使用しようとしています。」というポップアップが表示されるので、「続ける」をタップ。
Grasshopperを使用するにはGoogleアカウントでログインする必要があるので、所持しているGoogleアカウントのメールアドレスと……
パスワードを入力して「次へ」をタップ。
すると、Grasshopperにログインすることができました。「あなたのコーディングの旅は今日から始まります…」と、画面には表示されています。右下の「Next」をタップ。
「あなたはこれが初めてのコーディングですか?」と尋ねられるので、初めてなら「Yes, I'm new to coding」をタップ、経験者なら「No, I've coded before」をタップします。今回は「Yes, I'm new to coding」をタップします。
「コードはコンピューターとの会話です」と表示されます。Grasshopperでは、スマートフォン上でボタンをタップするとスマートフォン上でコードが実行されるとのこと。
「コーディングのことを『プログラミング』とも呼び、コンピューターは書かれたコードを指示書として、上から順に実行していきます」とのこと。「Next」をタップ。
GrasshopperではJavaScriptというプログラミング言語を用いて、コーディングの学習を行います。心の準備ができたら「Get Started」をタップ。
すると、「What is Code?」という初心者向けコースが始まり、「コードとは何ですか?」という問題が出題されました。答えはもちろん「How we communicate with computers(コンピューターとコミュニケーションする手段)」なので、適切な選択肢を選んで「CHECK」をタップ。
正解すると「Correct!」と褒めてもらえます。続けて「CONTINUE」をタップ。
Grasshopperはコーディング初心者に対して本当に初歩の初歩から、クイズ形式の問題を出して教えてくれます。1問クイズをクリアしたので、ホーム画面下部のゲージが少しだけたまっています。次の問題にチャレンジしたいときは、アンロックされた「Quiz Time」のボタンをタップ。
再び問題が出題されるので、正しい選択肢を選んで「CHECK」をタップ。
正解するとさらに次の問題がアンロックされます。
最後の問題にたどり着くと、問題の出題前に簡単なアンケートに協力するよう求められました。
「もしほんの少し時間があれば、レビューしてくれませんか?」と聞かれますが、「CLOSE」を押してレビューをスキップすることも可能。
そしていよいよ最終問題。いきなりJavaScriptで記述されたコードが出てきて難易度が跳ね上がったように感じますが、よく問題文と選択肢を見れば十分正解できる問題でした。
問題に正解すると、Grasshopperは「あなたはコードが何なのか、理解することができました!」と褒めてくれるので、なんだか賢くなった気分。続けて次のコースを学習したいときは、下部の「START NEXT COURSE」をタップ。
次のコースは「Fundamentals(基礎)」コースですが、先ほどの「What is Code?」コースと同じく、アンロックされている問題から順に挑戦していきます。
「Fundamentals」コースはパズル形式になっているようで、第1問目は「フランス国旗を作ろう」というものでした。説明文を読んだら、右下の矢印をタップ。
最初に完成形であるフランス国旗がどんな感じだったのか、しっかりと伝えてくれるので安心です。矢印をタップすると……
上半分だけのフランス国旗が表示されると共に、国旗の上半分にあたるコードが表示されました。上半分を描いたコードを参照しながら残り下半分のコードを埋めていけばOK。コードが表示されている画面をタップすると……
画面の下部に選択肢が表示されるので、選択肢にあるブロックをタップして、見よう見まねでコードを作っていきます。
「これで完成だ」と思ったら、右側にある再生ボタンをタップします。
思った通りフランス国旗が描かれました。自分の思うとおりにコードが実行されるのはなかなかの快感。
次の問題に進みたい時は「NEXT LESSON」をタップすれば、さらに難易度の高い問題にチャレンジすることが可能です。1問にかかる時間が短いので、ついつい次の問題へ進みたくなってしまいます。
Grasshopperでは「コードって言葉を聞いたことはあるけど、実際にどういうものなのかは知らない」というレベルの初心者でも、基礎中の基礎から一歩ずつコードについて学んでいくことが可能。日本語版はありませんが基本的な英語さえわかれば問題なく、一念発起して手軽にコードを学びたいという人にぴったりな、コーディング学習アプリとなっていました。
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