30年前のゲームカセットの中から銀色の包みが出現、一体何なのか?
レトロゲームコレクターのEmmett Turnerさんが、2018年4月にフリーマーケットで購入したファミリーコンピュータの海外版NES用のゲームカートリッジの中から、謎の銀色の包みが見つかりました。NES用ゲームのカートリッジを解体する様子は以下のムービーで見られます。
Definitely NOT an April Fools joke! - YouTube
レトロゲームのコレクターであるTurnerさんは、フリーマーケットで2本のゲームカセットを購入しました。
なぜこれを購入したのかというと、手に持ってみると普通のカセットよりも重くて気になったからだそうです。
購入したのはNES版の「ゴルフ」&「RollerGames」。実はTurnerさんは2本とも正規のものを所有しています。よく見ると「RollerGames」のカセットに貼られたラベルのカラーが、フリーマーケットで購入したもの(下)とTurnerさんが所有しているもの(上)とで異なることが分かります。
というわけで、まずはデジタル計量器を用意して重さを量ります。
フリーマーケットで購入した方のゴルフのカセットは、153.9g。
対してTurnerさんが所有していたゴルフのカセットは、99.9gとかなり軽いです。
続いてフリーマーケットで購入したRollerGamesのカセットは、154.0g。
対してTurnerさんが所有していたRollerGamesのカセットは、104.0g。どちらもフリーマーケットで購入したカセットの重さは1.5倍になっています。
続いてカセットを解体します。カセット背面のネジを取り外すと……
中から銀色の包みが見つかります。
「なんだこれ!?」と興奮気味にTurnerさんが銀色の包みを見ていると、同居人と思しき人もやってきて包みを眺めます。
もうひとつのカセットの中にも包みが見つかります。
Turnerさんが包みを開けようとしたところ、同居人がそれを止めてムービーは終了。
その後公開されたのが以下のムービー。1本目のムービーであった「カートリッジ開封の様子」から、銀色の包みの中身を確認して警察に連絡する様子、そして警官がTurnerさんの家にやってくるまでの様子も入っています。
April, week 1 pick-ups ft. drugs/police! - YouTube
ムービーはTurnerさんが自身のレトロゲームコレクションをいろいろ見せるところからスタート。ムービーの7分44秒あたりから1本目のムービーの、カセットを開封する様子が始まります。
1本目のムービーの様子が終了したあと、屋外へ移動して銀色の包みを開封してみるようです。
カッターでカットする模様。
中身はこんな感じ。ムービーを撮影しているTurnerさんと同居人は「それは粉?」と中身が確認できず混乱している様子でした。なお、ムービーのキャプションには「匿名の専門家が我々にこれはヘロインだと教えてくれました」と表示されます。
「警察は『合成物』と言いました」
「RollerGamesのカセットは故意に改造されていました」
黄色枠部分をよく見ると……
基板の一部(右上部分)が欠損していることがわかります。
RollerGamesカセット内の本物の基板はこう。
銀色の包みの中には透明の袋も入っています。
ムービー作成時点では中身についての言及は避けるよう警察に言われている模様。
その後、実際に警察がTurnerさんの家までやってくる様子も流れます。
過去にはNES版ゴルフのカセットに5000ドル(約54万円)の紙幣が入っていたという事例もありました。
なお、海外ゲームメディアのKotakuは「子どもがゴルフのカセットを持っていた麻薬ディーラーの家で、無邪気な混乱があったのかも」と記しています。
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