Nintendo SwitchからAtari 2600まで歴代ゲーム機のコントローラーを紹介するムービー
by Matt Brown
家庭用ゲーム機で遊ぶ上で欠かせないコントローラーを、現代から40年前までさかのぼって紹介するムービーが、さまざまなものの歴史をアニメーションで紹介する4096によって公開されています。
History of Game Controllers - YouTube
2017年に発売されたNintendo Switchのコントローラーは、本体の左右にとりつけられた取り外し可能な「Joy-Con」です。HD振動やモーションIRカメラが搭載されています。
Joy-Conは本体にとりつける他に、左右2つのJoy-ConをJoy-Conグリップに装着することで1つのコントローラーとして利用することができます。
「DUALSHOCK 4」は、2013年に発売されたPlayStion 4用のワイヤレスコントローラーです。DUALSHOCK 4の中央部にはタッチパッドが実装され、その左右に配置されたSHARE/OPTIONボタンが特徴です。また、Micro-USBケーブルで本体と接続し、有線コントローラーとして使うことも可能です。
日本では2014年に発売されたMicrosoftのXbox Oneのコントローラーは単三電池2本で駆動するワイヤレスコントローラーです。2016年に発売されたXbox One Sのコントローラーは単体でBlueTooth接続が可能となっています。
2012年に発売されたWii U専用コントローラー「Wii U GamePad」は、6.2インチの液晶タッチパネルを中央に搭載し、2画面でのゲームプレイが可能となっています。バーチャルコンソールや一部ソフトでは、Wii U GamePad単体で遊ぶことができました。
「Wiiリモコン」は2006年に発売されたWiiのコントローラーです。リモコン型ですが、縦持ちの他に横持ちもできるデザインとなっています。Wii本体に接続したセンサーバーに内蔵された赤外線LEDによって、Wiiリモコンの動きや位置を読み取ることができました。また、底部にはヌンチャクやクラシックコントローラーなどの拡張コントローラーも接続できるようになっていました。持っている時にすっぽ抜けないように、手首にストラップを回して遊びます。
リモコン型のコントローラーはPlayStationシリーズにも存在します。2010年に登場した「PlayStation Move」はカメラを利用したモーションコントローラーで、先端の丸い部分が発光する仕組みでした。当初は2006年に発売されたPlayStation 3対応のコントローラーとして発売されましたが、後にPlayStation VR用のコントローラーとしても採用されています。
同じくPlayStation 3のコントローラーは「SIXAXIS」と「DUALSHOCK 3」の2種類。SIXASISはPlayStationシリーズ初のワイヤレスコントローラーとなりました。両者とも外見上は大きな違いはありませんが、SIXAXISは振動機能が搭載されておらず、振動機能が搭載された後発モデルであるDUALSHOCK 3のおよそ7割ほどの重量となっていました。
2005年に発売されたXbox 360のコントローラーは有線のコントローラーで、同型のものがMicrosoftの純正コントローラーとしても発売されました。また、後にワイヤレス型も発売されました。
Xbox 360のコントローラーの原型となったのは、2002年発売のXboxのコントローラーです。発売当初に付属していた初代コントローラーはあまりにも大きく持ちにくいために不評で、海外では最悪のコントローラー10選にも選ばれてしまったことも。後に日本のMicrosoftが提案した小型化したモデルが2代目コントローラーとなり、海外でも採用されました。画像のモデルは2代目のもの。
2001年に発売されたニンテンドーゲームキューブのコントローラーは、左アナログスティックと十字キーの位置を入れ替えて、アナログ入力を基本とするデザインとなっています。L・Rボタンはぐいっと押し込むトリガー型になっています。
1998年に発売されたセガのドリームキャストのコントローラーはこんな感じ。コントローラーのケーブルが上からではなく下から出ているため、取り回しはよくありませんでした。また、中央には拡張スロットが設けられていて、メモリーカードやビジュアルメモリを装着できました。ビジュアルメモリには液晶画面がついていて、ゲームのアイコンが表示されていたり、外してミニゲームを遊んだりすることができましたが、電池の切れたビジュアルメモリを挿してドリームキャストの電源を入れると起動時に「ピー」という甲高い電子音が鳴り響く仕様でした。
まるでフォークのような独特の形状をした、1996年発売のNINTENDO 64のコントローラーは中央に3Dスティックを配置しています。また、中央部の裏にはZトリガーが搭載されていました。A・Bボタンの上にある4方向のCボタンも特徴のひとつです。
1994年に発売されたセガサターンのコントローラーは、持ちやすい大きさ・アナログと十字キーの中間のような方向キー・対戦格闘ゲームにも対応しやすい6ボタンを持つため、コアなゲーマーからの人気も非常に高く、PCで使うための変換基板やUSB型モデルも発売されました。
海外版スーパーファミコンのSuper Nintendo Entertainment System(SNES)は1990年に発売されました。そのコントローラーは、日本のスーパーファミコンと形状は同じです。ほどよい大きさのコントローラーで、十字キーと4色のボタン・中央のスタートボタンとセレクトボタン・左右のL/Rボタンというボタン配置は、後のゲーム機のコントローラーの基本にもなっているといえます。
「時代が求めた16ビット」というコピーと共に1988年に発売されたのが、セガのメガドライブです。そのコントロールパッドは手にすっぽり収まることを想定した丸みを帯びたデザインで、方向ボタンとスタートボタン、A・B・Cボタンで構成されています。方向ボタンに少しクセがあり、独特の操作感がありました。また、接続端子の形状はAtari 2600と同じものです。
1987年発売のセガマスターシステムのコントロールパッドは、方向キーが十字型ではなく四角形になっています。中央にある穴にスティックを差し込むことでジョイスティックのような感覚で操作もできるようになっていますが、精度はあまり高くなく、アクションゲームをプレイするには少し厳しいものがありました。
Nintendo Entertainment System(NES)は海外版のファミリーコンピュータで、1985年に発売されましたが、そのコントローラーの構造は日本のものとほぼ同じです。日本版と違い、NESのコントローラーは取り外しが可能となっています。日本のファミリーコンピュータの2Pコントローラーにはマイクがついていましたが、NESにはついていません。そのため、例えば初代「ゼルダの伝説」に登場するポルスボイスはマイクに声を出すことで倒せましたが、NESにはマイクがないため、海外版では倒すことができません。
1982年に発売されたAtari 5200のコントローラはジョイスティックとテンキーが搭載されています。ただし、このコントローラのジョイスティックは操作しづらい上にとても壊れやすく、海外では不評でした。
コレコビジョンは1982年に発売された家庭用ゲーム機で、Atari 2600との互換製がありました。まだ自社ハードを所有していなかった任天堂は、北米で大人気となったアーケードゲームの「ドンキーコング」をコレコビジョンに移植しています。コントローラーの接続規格はAtari 2600と同じもの。
日本では発売されていませんが、1982年に登場したオデッセイ2のコントローラー。8方向のジョイスティックと1ボタンを搭載しています。
1977年に発売された家庭用ゲーム機であるAtari 2600のコントローラーにはさまざまな種類が用意されましたが、その中でも代表的なのがジョイスティック型のコントローラーです。コントローラーの接続端子は後に多くのPCにも採用され、長い間ゲーム機のコントローラーとして標準的な規格となりました。
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in ハードウェア, 動画, ゲーム, Posted by log1i_yk
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