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コンドームを鼻からすすって口から出す「コンドームチャレンジ」が復活して流行中、当然ながら専門家は危険と警告


避妊具であるコンドームを鼻の穴から吸い込み、口から引っ張り出すという「コンドームチャレンジ」がアメリカで10代の若者を中心に盛り上がっていることが問題になりつつあります。2015年から2016年ごろに流行して窒息の危険性が指摘されたこともあった水の入ったコンドームを頭にぶつけるコンドームチャレンジとはまた別のものですが、同様に窒息にいたる可能性があるとのことです。

'Condom snorting challenge' shows teens inhaling condoms
https://www.usatoday.com/story/news/nation-now/2018/04/02/condom-snorting-challenge-every-parents-worst-nightmare/477431002/

このチャレンジはcondom snorting challenge(コンドームすすりチャレンジ)とも呼ばれ、文字どおりコンドームを鼻の穴にすすり込んで口から出すというチャレンジです。人間の鼻と口は中でつながっているために実行可能なこのチャレンジですが、実際にやってみた人の反応を見ると、最後にはもれなく「オエッ」となって気持ち悪い思いをしていることがわかります。(注:以下のムービーは少し不快に思う人がいる可能性があります)

The Condom Challenge (Featuring L.A. BEAST) - YouTube


じつはこのコンドームチャレンジは、2013年頃にいちど流行したことがあるもの。一時は下火になっていましたが、なぜか2018年になって再び若者を中心に注目を集め、YouTubeやSNSで「やってみた」動画が多く投稿されています。その多くは「いいね」を集めるための面白動画として投稿されたものですが、医師などの専門家からは安易にこのチャレンジを行うべきではないという警告が発されています。


テキサス州サンアントニオで薬物やアルコールの乱用防止を保護者向けに広める活動を行っているスティーブン・エンリケ氏はコンドームチャレンジの危険性について「最近の10代の若者は『いいね』やフォロワーを得るために何でもやります」と警鐘を鳴らしています。近年流行した過激なチャレンジとしては、スプーンいっぱいのシナモンの粉を口に含んで吐き出さないように耐える「シナモンチャレンジ」や、ボール状の洗濯剤を飲み込めるかどうかを試す「Tide Podチャレンジ」などが記憶に新しいところですが、いずれも健康に対する被害が問題視されてきました。

洗剤を食べる「Tide Podチャレンジ」が少年少女の間で大流行、専門家が警鐘を鳴らす - GIGAZINE


水の入ったコンドームを頭にぶつける方の「コンドームチャレンジ」は、コンドームの丈夫さをアピールすることで、セーフセックスの概念を広めるという「大義名分」がありましたが、鼻にコンドームを吸い込むほうの「コンドームチャレンジ」にそのような後ろ盾を見いだすことは少し困難といえそう。

コンドームに水をぱんぱんに入れて頭からぶつける瞬間をスローモーションで見てみる - GIGAZINE


フォーブス誌に寄稿しているブルース・Y・リー氏はコラムの中でコンドームチャレンジの危険性を医学的に解説しています。鼻の中に何らかの医師から処方された鼻腔薬を除く物を入れるという行為は、鼻腔内の繊細な粘膜を傷つけてアレルギーや感染症を引き起こすリスクがあるうえに、鼻腔内や咽頭に引っかかることで窒息を起こす可能性もあるので、無謀なチャレンジは行わないのが賢明だとしています。

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in メモ,   動画, Posted by darkhorse_log

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