ソフトウェア

ブラウザで機械学習が実行できるようになる「TensorFlow.js」が登場


Googleは2018年3月30日に開かれたTensorFlow Dev Summit 2018にて、オープンソースの機械学習ライブラリ「TensorFlow」をアップデートし、ウェブブラウザで実行できる「TensorFlow.js」や、スマートフォンやRaspberry Piなど小さいパワーのマシンで実行できる「TensorFlow Lite」などを追加したと発表しました。

Introducing TensorFlow.js: Machine Learning in Javascript
https://medium.com/tensorflow/introducing-tensorflow-js-machine-learning-in-javascript-bf3eab376db

TensorFlow Developer Summit 2018の様子は以下から見られます。なお、全編で8時間ほどあります。

TensorFlow Dev Summit 2018 - Livestream - YouTube


TensorFlow.jsを使用したデモプログラムがいくつか公開されています。一つ目はWebカメラを使用してPAC-MANを操作するというもの。実際にデモページで試せるとの事でしたが、記事作成時点では「Loading mobilenet...」から画面が進まずに動作を確かめる事はできませんでした。なお、コードがGitHub上で公開されています。


もう一つのデモはスマートフォンのカメラを使用して指示された絵文字を現実世界で見つけるというもの。環境によっては動作しないこともあるようですが、iPhoneの場合Safariでアクセスすると動作するようです。こちらもソースコードが公開されており、かなり参考になります。


また、TensorFlow.jsではブラウザ上で直接モデルを作成する他に、すでにトレーニング済みのモデルをインポートする事で、少ないデータでモデルを素早くトレーニングすることもできるとのこと。実際のやり方はチュートリアルのページに例が記載されており、簡単に使い始める事が可能です。TensorFlow.jsのAPIの概略図を見ると、モデルを定義するための高レベルAPIの他に、線形代数や自動微分のための低レベルAPIも用意されており、KerasモデルとTensorFlow SavedModelの両方をインポートできる事がわかります。


「Javascriptの経験はあるが機械学習は初心者」という人には最適なライブラリとなっています。

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