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ロータスCEOがスピード違反を犯し「これは社のためのテスト走行」と裁判官に弁明


イギリスの名門自動車会社ロータスのジャン-マルク・ゲールズCEOが、スピード違反で検挙されました。これまでの交通違反によって違反点数がたまっていたゲールズCEOは、最大12カ月の運転免許停止処分を受ける危機に直面しましたが、裁判所に「業務に必要なテストドライブ」だと主張しました。

Lotus chief executive caught at 102mph avoids speeding points as he 'likes to test drive cars himself'
http://www.telegraph.co.uk/news/2018/01/23/lotus-chief-executive-caught-102mph-avoids-speeding-points-likes/

Lotus CEO Fights 102 MPH Speeding Ticket by Arguing He Needs to Test Drive Their Cars - The Drive
http://www.thedrive.com/news/17931/lotus-ceo-uses-the-old-test-drive-excuse-to-fight-102-mph-speeding-ticket

ロータス本社があるイギリス・ノリッチ近くにあるA11高速道路上の制限速度が70mph(約112km/h)の区間を102mph(約164km/h)で走行したとして、ゲールズCEOは警察に検挙されました。実はゲールズCEOは、それまでの交通違反によってその時点での累積点数が8点という状況だったとのこと。しかも、2014年に同じ道でスピード違反の有罪判決を受け、違反点数5点と罰金400ポンド(約6万2000円)が科せられていたそうです。


今回のスピード違反では、場合によっては最高で違反点数6点が科され累積点数が加算されることで、最大12カ月の免許停止処分を受ける可能性がありました。

ゲールズCEOは54歳。


ロータスCEOとして1年間の免許停止処分を受けるわけにはいかないゲールズCEOは、サイモン・ニコルズ弁護士を代理人として、裁判所に対して弁明書を提出しました。その内容は、「速度超過していた事実は認めるが、個人的に新型車両のテスト走行していたから」というもの。ロータスCEOとして職務を全うしていたためだというわけです。さらに、「ゲールズCEOが免許停止になることは、ロータス社にとって受け入れがたい、社員全員の関心事である」旨も付け加えて釈明しました。その上で、違反点数を付与される代わりに、30日間の免許停止処分と罰金を科すように求めました。


その結果、裁判所はゲールズCEOの主張を受け入れ、30日間の免許停止処分と罰金を科しましたが、違反点数は加えないという処分を下しました。なお、「今後、テスト走行は公道ではなくテストコースで行うように」という説諭が行われたそうです。この決定に対してニコルズ弁護士は、「常識的な決定だと評価します」と述べ、裁判所の判断が甘いのではないかという批判の声に対しては、「携帯電話をかけながら35mph(約56km/h)で走行する方が危険です」と述べています。

ちなみに、裁判資料にはゲールズCEOが運転していた車両の情報についてモデル名の表記はなかったそうです。

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in メモ,   乗り物, Posted by darkhorse_log

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