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Amazonドライバーは激務のため「ペットボトルの中におしっこ」を強いられている


Amazonの倉庫労働者の過酷な労働状況は有名な話ですが、Amazon商品を配達するドライバーたちの過酷な労働の実態が明らかになっています。

Amazon drivers forced to deliver 200 parcels a day with no time for toilet breaks while earning less than minimum wage - Mirror Online
http://www.mirror.co.uk/news/uk-news/amazon-drivers-forced-deliver-200-11668823

Amazonの商品を配達するドライバーが、「1日に200個もの商品の配達ノルマを課されており、これを実現するために1日に11時間以上の労働を続けている」と訴えています。激務の実態を告白しているのはイギリスのAmazon(Amazon.uk)の商品を配達するドライバーたち7人。彼らの主張によると、Amazon.ukは独自開発のナビ端末をドライバーに支給しており、ドライバーはその指示通りに商品配達をするように求められるとのこと。しかし、Amazon製の「洗練されたソフトウェア」を採用したナビ用の専用タブレット端末は、交通渋滞や天候などの現実の道路交通事情を一切考慮していない代物で、配達ノルマをクリアするために、ドライバーは昼食をとる余裕すらないそうです。

ドライバーから窮状を聞かされたMirror OnlineのDan Warburton氏は、Amazonドライバーのトラックに乗り込んで1日の労働状況を観察しています。


イギリスでは運転手は1日に11時間勤務してはいけないと法律に定められてますが、ドライバーは日常的に12時間、日によっては14時間も勤務しているとのこと。また、配達ノルマをクリアするために、法定の速度制限を破ることもしばしばあるそうです。

また、ドライバーの多くが配達用のトラックをレンタルしており、配達業務のためにレンタル費用や自動車保険などに週あたり200ポンド(約3万円)の支出が必要なのに対して、Amazonの配達業務で得られる賃金は1日に一律103ポンド(約1万6000円)だとのこと。そのため、ある50歳のドライバーは、毎日遅くまで配達業務に従事したにもかかわらず、1週間の実質の稼ぎが160ポンド(約2万4000円)にとどまっているという窮状を訴えています。


Amazonドライバー7人は、法律事務所「Leigh Day」を代理人として配達業務の労働環境改善を訴えています。ただし、Amazon配達での激務を訴えるドライバーたちは、「Driving and Vehicle Standards Agency(DVSA)」というドライバー派遣会社から仕事を割り当てられておりAmazon.ukとは直接の雇用関係にはないため、派遣会社と交渉するしか手はないようです。DVSAは、ドライバーたちからの訴えを受けて、直ちに調査を開始し、実態を把握でき次第改善に着手することを約束したそうですが、配達商品の量やルートの決定権はAmazon.ukにあるため、改善がどこまで進むかは不透明です。


Amazonドライバーからの赤裸々な労働実態の告白を受けてAmazon.ukの広報担当者は、「弊社の商品配送ドライバーは、賞与、インセンティブ、燃料代の他に、1時間あたり最低12ポンド(約1800円)の料金の支払いが予定されています。そして、配送業者は独立した請負として、自らのペースで労働し、自らの裁量で休憩をとり、提案されたルートから選択することが認められています」とSunday Mirrorに対してコメントしています。


不在配達などの業務を完了してドライバーが200件という1日のノルマをクリアするのは夜9時を過ぎることも多く、早く帰宅したいと望むドライバーの中にはペットボトルに排尿する人もいるとのこと。環境改善を訴えるドライバーの一人は、「Amazon.ukはDVSAに対して、『配達トラックに尿入りペットボトルを持ち込むのを止めさせるように』という非情な通達を行った」と述べています。

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in メモ,   ネットサービス,   乗り物, Posted by darkhorse_log

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