「ここに住んではいけない」と法律で禁止されてしまった犬が話題に、一体何をしでかしたのか？

人間が法律で罰せられることはありますが、犬が法律で「ここに住んではいけない」とされてしまった珍しいケースがTwitter上で話題となっています。

Internet rallies behind a dog named Jack that's banned from the state of Maryland
http://mashable.com/2017/11/29/jack-the-dog-maryland/

Twitterユーザーの@historiancoleさんが「メリーランド州で一体何をやらかしたの、ジャック？」というツイートと一緒に2枚のスクリーンショットを公開したところ、ツイートはわずか数日で3万6000回以上リツイートされ、11万回以上も「いいね」されることとなりました。

@historiancoleさんがツイートしたのは、アメリカのデラウェア・バレーという地域で新しい飼い主を探しているシベリアンハスキーを助けるための団体「Delaware Valley Siberian Husky Rescue(DVSHR)」による、シベリアンハスキー・ジャックの里親募集ページのスクリーンショット。

@historiancoleさんがマーカーで囲った部分に書かれていた文章は以下の通り。詳細は不明なものの、過去のあやまちからジャックはメリーランド州で暮らすことを法的に禁止されているとのことで、「なぜ犬なのにメリーランド州で暮らすことが法的に禁止されてしまったのか？」と多くの人々の注目を集めることとなっています。

残念なことに、ジャックが若い頃にいくつかのイタズラをしてしまったので、ジャックは法的にメリーランド州で暮らすことができません。

以下はジャックの里親募集ページ。ジャックは「とっても愛きょうのある優しい犬」と紹介されていますが、1年以上も里親を募集し続けているそうです。なお、正式に里親となった人には、ジャックが過去に何をしでかしたかの詳細が明かされるとのこと。

Jack | DVSHR

元のツイートを行った@historiancoleさんは、ジャックがメリーランド州で暮らせない理由について「『husky Maryland dog crime(ハスキー メリーランド 犬 犯罪)』でググってみたけどわからない」とツイートしています。

このミステリアスな里親募集ページは多くの人々の興味を引きつけており、ジャックは一体過去に何をやらかしたのかと注目が集まっています。

あるTwitterユーザーは、「メリーランドの危険な犬に対する法律を見た感じだと、ジャックは1匹かそれ以上の数の猫を殺すか、重傷を負わせたんじゃないかな」とツイート。たしかに、ジャックの里親募集ページには「ジャックは他の犬とは仲良くできるが、猫とはうまくいかない」と書かれています。

また、「私は同じような問題を抱えた犬を飼っています。私の犬はフロリダで猫を殺してしまったのですが、フロリダで暮らし続けるには毎月お金を支払わなければいけません。また、『悪い犬』だとわかるようにタグをつけなければいけない」という人も。

さらには、「ジャックはペットショップ強盗に関係していて、2年間で24ものペットショップで強盗を働きました。ジャックは文字通り1000本以上の骨やドッグフードを盗んだわけですが、現在は仮釈放扱いとなっており、それでもメリーランド州に住むことは許されなかったわけです」という、やたらと事件の詳細について詳しく書かれたツイートや……

parking ticket(駐車違反切符)をもじって「unpaid barking tickets(遠吠え違反切符の払い忘れだね)」とツイートする人。

「恐らく何かしらのルールを破ったんだろう」と、犬の喫煙・飲酒・スケートボードなどを禁止する謎の看板の写真をツイートする人など、ちょっとした大喜利状態にまで発展しています。

ユーザーの中には「この謎の答えはわかったかな？僕はどうしても真相が知りたいんだ」とツイートしている人もいますが……

@historiancoleさんは「私がわかったのは、メリーランドには一度かみつくと何かしらの罰が下される規則があり、そういった犬の飼育を保証してくれないということだけです」とツイートしており、詳細は不明なままのようです。

なお、海外メディアのMashableがDVSHRに詳細を尋ねるメールを送ったそうですが、記事作成時点では返信がないとのことです。