生き物

ネコ・犬・鳥・ヘビ・ハエ・サメ・魚の目で見た世界と人間の目で見た世界の差がわかるムービー


動物の種類によって目の構造が異なるため、同じ場所を見ていても、人間とは全く異なる世界が映っていることになります。色覚のない世界や、紫外線などの不可視光線が見えている世界とは想像するのも難しいものですが、そんな人間とは異なる犬・ネコ・鳥・ネズミ・ヘビ・ハエ、サメ、魚などの動物たちが見ている世界を再現したムービーが「How Animals See The World」です。

How Animals See The World - YouTube


◆犬:茶色・黄色・青が見える、周辺視野が広い。


左側に人間の世界、右側には犬の世界が映っています。犬の世界は全体的に青っぽい緑色で構成され、赤い植物の色は見えていません。


毛布と地面の色にもほとんど差がないように見えます。


◆ネコ:茶色・黄色・青が見える、眼球を保護する内側のまぶたである「瞬膜」を持つ。


目を動かすと瞬膜がにょきっと出てきました。


人間とネコの世界の周辺視野は同じくらい。見えている色素が犬と同じなので、犬の世界とよく似た世界が映っています。


ピアノから飛び降りた先には爪研ぎ。


◆鳥:紫外線が見える。


人間の世界と見比べると、色彩は同じ様子ですが、鳥の世界は中心が魚眼レンズのようになっています。


これは目の筋肉が一定の場所に集中するため、とのこと。


◆ハエ:何十万もの極小レンズの複眼、紫外線が見える、スローモーション。


視線を移すとコマ送りのように流れていきます。ハエの視界も鳥と同じく中心が魚眼レンズのようになっており、色彩が全体的に紫っぽい赤色。


アップになるとピントを合わせるように明るくなっていきました。ハエ叩きで逃げられる理由が垣間見えます。


◆ヘビ:夜間でも熱を感知してサーモグラフィのように見える。


人間の世界では真っ暗ですが、ヘビは紫っぽい視界で草などの形まで把握できており……


真っ暗でもまるで昼間のように見えていることがわかります。


◆サメ:水中でクリアに見える、色彩を持たない。


人間が水中から上を見てもぼんやりと太陽の光が見えているだけですが、サメは灰色の世界でしっかりと泳ぐ人間を視界に捕らえています。


◆魚:赤・緑・青が見える、紫外線を感知する受容体を持つ。


人間の視界に比べると、ピアノのある中心から全体的にぐにゃりと曲がっており、まさに魚眼レンズ。


紫外線が見えている部分は緑色や青色っぽく映っています。


◆ネズミ:2つの目が独立してそれぞれが異なる視点を持つ、スローモーション、ぼやけた視界、赤色が見えない。


ひょこっと穴から顔を出したネズミ。


それを見つけた人間がホウキで追い払うべく迫ってきます。


左目でホウキをパタパタしてくる人間の足元に注目しながら、右目で迫り来る人間とその後ろ側まで注意しています。

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in 生き物,   動画, Posted by darkhorse_log

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