「Windows 10 Fall Creators Update」の一般提供がスタート

Microsoftが2017年5月に開催された「Build 2017」の中で発表したWindows 10向けの大型アップデート「Windows 10 Fall Creators Update」の一般向け提供を開始しました。

What’s new in the Windows 10 Fall Creators Update - Windows Experience BlogWindows Experience Blog
https://blogs.windows.com/windowsexperience/2017/10/17/whats-new-windows-10-fall-creators-update/

Windows 10 Fall Creators Update と Windows Mixed Reality ヘッドセットを提供開始、Surface Book 2 を発表 - News Center Japan
https://news.microsoft.com/ja-jp/2017/10/18/171018-windows-10-fcu-and-surface-book-2/

◆Windows Mixed Reality
新機能の筆頭にあげられているのは、「Windows Mixed Reality」への対応です。アップデート提供開始に合わせてMicrosoft.comとMicrosoftストアでのWindows Mixed Realityヘッドセットの販売がスタートしました。Samsung HMD Odyssey は11月6日販売開始です。

◆3Dの強化
毎月1億人が利用しているという「ペイント」が「ペイント3D」に進化、ありとあらゆる人が3Dで創作活動を行えるようになったとのこと。また、3DオブジェクトをPowerPointプレゼンテーションやWordドキュメントといったOfficeファイルに取り込んで、説得力を増したり、わかりやすい資料を作成することもできるようになりました。

「Mixed Reality ビューワー」では、「物理的な世界に3D制作物を配置する」ということができるようになります。

◆PCゲームはよりインタラクティブに
Windows 10では2億人以上のアクティブユーザーがゲームを楽しんでいるそうです。ゲームストリーミングの広まりによって、自分ではゲームをプレイせず鑑賞するだけという人の数も増えていることから、Microsoftではほぼリアルタイムでインタラクティブなゲームストリーミングが可能な「Mixer」を提供しているのですが、Fall Creators UpdateではMixerのさらなる改良が行われ、ゲームモードによってWindows 10上でさらに高いレベルのゲーム体験を実現するとのこと。

◆「UD デジタル教科書体」搭載
日本語版ではモリサワの「UD デジタル教科書体」を標準フォントの1つとして搭載。学習指導要領の字型に準拠しているので、電子黒板やタブレットを用いたICT教育での利用が期待されます。なお、Windows 10日本語版以外の環境でも日本語言語パックをインストールすることで利用できるとのことです。

どんな字体なのかについては、モリサワが発表したニュースリリースで確認できます。

モリサワ「Windows 10 Fall Creators Update」での「UDデジタル教科書体」正式採用を発表 | ニュース&プレスリリース | 企業情報 | 株式会社モリサワ
http://www.morisawa.co.jp/about/news/3681

◆Microsoft Edge
標準ウェブブラウザ「Microsoft Edge」でも改良が行われています。大きな変更点としては「よく見るサイトをタスクバーに直接ピン止め」、新たな「全画面表示」、お気に入りURLの容易な編集、タブ保存、プレビューによる必要なタブの検索、ブックマークのインポートなどがあります。

このほかにも、多数の新機能・更新点があります。

ちなみに、アップデート時には複数回の再起動を含めて約30分ほど時間がかかるので注意してください。