取材

オタ芸OKで観客とアーティストが一緒にライブを作り出す「ライブレボルト」とは何なのか?


ライブに革命を。」というキャッチコピーのもと、漫画・イラスト・楽曲・ライブといったさまざまなコンテンツの多次元メディアミックスを行う次世代エンターテイメント作品が「ライブレボルト」です。マチ★アソビ vol.19ではこのライブレボルトが「帰ってきた!ライブレボルトトークショウ&ミニライブ」というイベントを開催していたので、一体どんなコンテンツになっているのかを確かめてきました。

帰ってきた!ライブレボルトトークショウ&ミニライブ - マチ★アソビ
http://www.machiasobi.com/events/liverevo.html

最初にステージに登場したのは左から、司会進行役はライブレボルトの宣伝を担当するリアルアキバボーイズ・けいたんさんと総監督の瀬島ハルキさん。


まずは「ライブレボルト」というコンテンツがどういったものなのかという説明からスタート。ライブレボルトに関する質問で特に多いのが、「ライブレボルトは何が原作なの?」というものだそうです。その答えは、ステージ上の巨大バナーのメインビジュアルを上下から挟むようにくっついている「マンガ」です。


ライブレボルトの原作となるマンガはすべて公式サイトから無料で読めるとのことで、イベント時は6話まで公開されていました。

漫画『ライブレボルト』 – ライブレボルト|LiveRevolt Official Website


公式サイトの「ABOUT」によると、ライブレボルトは以下のような物語となっています。

「楽曲は無料で聴けて当たり前」──
そんな世の中で、生きた音楽を届けるライブイベントに再び注目が集まっていた。

ライブアーティスト養成校「奏ヶ丘女学院」で頂点を獲るために少女たちは奮闘する──


ちなみに、原作マンガ第1話のあらすじは以下の通り。

──近未来。進行するデータ化と定額化の波に飲まれ、音楽は価値を失いつつあった──

一方で、リアルな音楽を表現する「ライブアーティスト」が再評価され、多くの人々の憧れの的となった。これは、そのライブアーティストの頂点を目指し、歌を剣に戦った女の子たちのお話──


そんなライブレボルトの面白さを感じるには、とにかくライブに来てもらうのが一番だそう。というのも、ライブでは横がうるさいだとか、光量が大きいだとか、演者の気持ち考えて等の理由から、最近は色々な規制をしかれる場合が多いとのこと。しかし、ライブレボルトは「さすがにこれはケガするからやめて」という最低限の規制は設けるものの、ほとんど縛りなしで参加者に自由にライブを楽しんでもらうことを目標としている、と瀬島総監督。ライブのルールについては参加者のユーザーみんなで作ってほしいと考えているくらいだそうです。ただし、0thライブではライブ開始5秒で柵が倒れたそうで、それくらい観客側がはじけられるライブを届けられているとのこ。なお、これまでのところライブも問題なく運営できているそうで、ケガ人もなく、0thライブで柵が倒れた際も倒した人たちが自主的に柵を戻すくらいに「自治が行き届いている」とけいたんさん。

実際、瀬島総監督も「何がダメ」ではなく、ただ観客と一緒にライブを楽しみたいのがライブレボルトである、とツイートしています。


続いて、イベントのゲストとして宮代りな役の五味茉莉伽さん(左)と、平井かな役の池羽ゆうさん(右)が登場。五味さんは自身が演じる宮代りなの好物である揚げ物のヘアピン、池羽さんは自身が演じる平井かなと同じくゴーグルを着用してステージに登場しました。


会場で低音の歓声に包まれる五味さん&池羽さん。


というわけで、はるばる徳島までやってきてくれた2人に「最近ハマっていること」を聞いたところ、池羽さんは「1日1チャレンジ」を挙げました。ちなみに、イベント前日には「1日1チャレンジ」として、オタ芸にチャレンジしたそうです。


対する五味さんは、とにかく食べるのが大好きだそうで、好き嫌いもないので最近は食べたことのないものを食べることにハマっているとのこと。最近で言えば、普通の食卓に出てこないような「イナゴの佃煮」や「蜂の子」にもチャレンジしたそうです。また、徳島にやってきたということで、「阿波尾鶏は絶対に食べたい!」と思っていたそうで、とてもおいしかったと報告していました。


そんな2人が演じる「宮代りな」と「平井かな」は、どんなキャラクターなのかという話題に。2人は「リサイタルズ」というユニットを組んでおり、主人公の藤原あかねの先輩としていろんなアドバイスをしながら支えてくれる、という立場のキャラクターだそうです。楽しいことが大好きで、みんなで盛り上がりたい、笑顔にしたい、というユニットだそうで、「他のユニットは音楽に真摯に取り組むって感じだけど、リサイタルズは音楽を楽しもうっていうユニット」とのこと。

なお、マチ★アソビのライブレボルトブースでは以下のような無料冊子を配布していたのですが、この中身はリサイタルズの2人がメインのお話になっているそうです。


そんなライブレボルトはプロジェクトが始動してから半年経っていないという生まれたばかりのコンテンツ。最初に参加したのは2017年のニコニコ超会議で、その後、マチ★アソビ vol.18でもライブを行い、これまでさまざまなフェスに参加してきたそうです。

直近では、京まふ肉フェスに参加してきた模様。


これまでさまざまなフェスにライブレボルトとして参加してきた五味さんと池羽さんにとって「ライブレボルトはどんなコンテンツ?」という質問では、「見ているお客さんも主役になれるコンテンツ」と池羽さん。五味さんも「(出演者と観客が)みんなで一緒にライブを作っていけるところ」としており、やはり「ライブ」が他のコンテンツにはない特徴であると語ってくれました。

そんなライブレボルトでは4組のユニットがそれぞれ曲を公開しており、ユニットにより曲調もかなり異なるそうです。主人公の藤原あかねと相方の野田ここみによるユニット「dubstar」はロック調の楽曲で、今回のゲストである五味さんと池羽さんの「リサイタルズ」はブラス系、瀬戸マリンと紫咲クリスによる「RumBlue」はダンス曲、ライバルあるいはラスボス的立ち位置の「FIREVOLT」はメタル系の楽曲となっています。

各ユニットの楽曲も公式サイト・SoundCloudから無料で試聴可能で、以下の埋込みからも聴くことができます。


そんなライブレボルトは2017年12月にファーストワンマンライブを予定しており、10月15日の23時59分までは二次先行抽選の受付も実施中です。ライブが基本的になんでもOKな自由なスタイルであるため、時々「ライブレボルトこわいなー」といった感想などを見かけることもあるそうですが、そういった人向けに2階席に「地蔵ゾーン」なるジャンプ・オタ芸禁止のゾーンも設けてあるとのことなので、ゆったり見たいという人も安心です。なお、瀬島総監督はファーストライブでは0thライブよりも「エモみを出したい」と話しており、参戦予定の人は是非ともマンガを読んでから来てほしいと語りました。


その他、イベントではライブレボルトでどんなグッズを出せば売れるのかという話になり、池羽さんからはオタ芸をしながらサイリウムを持つことが難しいので、手でに巻ける光りものが提案されました。なお、0thライブの際に最も売れなかったグッズがサイリウムだそうです。スタッフはライブが始まってから観客を見て、みんながオタ芸をするためサイリウムが売れるはずなかったことにようやく気付いたそうです。

さらにイベントに参加したファンに「どんなグッズが欲しい?」と聞いたところ、「サイリウムホルダー」「メガホン・ホイッスル」「ハンドスピナー」「チケットホルダー」「ライブ後に使えるシップ」「ゴーグル」「パンツ」「フルグラフィックTシャツ」「ドライT」「痛車で使えるようなデータ素材」が挙げられました。なお、ファーストライブ用に作成予定のTシャツはドライTシャツになるそうです。また、痛車用のデータが欲しいという意見があがりましたが、瀬島総監督はライブレボルトの痛車を所有しているそうで、「これがやりたかったんや」と語っていました。

五味さんの頭にはエビフライのヘアピンがくっついており、「他の揚げ物のヘアピンをグッズに欲しい!」と瀬島総監督に訴えていました。


その後、リサイタルズの2人によるライブパフォーマンスがスタート。披露してくれたのは、「てんてこ舞い」と「全部うまく行くから」の2曲。


ライブ時のステージ全景はこんな感じ。マチ★アソビのイベントではステージに近い位置の観客は座ってイベントを観覧することがほとんどなのですが、ライブ時は全員総立ちでコールや……


激しいオタ芸を披露してくれました。


そんなこんなで「帰ってきた!ライブレボルトトークショウ&ミニライブ」は無事終了。五味さんと池羽さんも自身のTwitterアカウントからイベントの充実っぷりを報告しています。

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in 取材,   アニメ, Posted by logu_ii

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