スプラトゥーン2の世界から飛び出したゲームとボイスチャットの音声を同時に聞けるヘッドセット「エンペラフックHDP」レビュー
任天堂によるインクをびちゃびちゃ飛ばして戦うTPSであるスプラトゥーンシリーズの最新作となる「Splatoon2(スプラトゥーン2)」が2017年7月21日に発売されました。それに合わせ、ゲーム内で登場する装備品(ギア)を現実世界で再現した「ステレオヘッドセット エンペラフックHDP」がHORIから発売されています。見た目の再現度が高いだけでなく、ゲーム音とボイスチャットの音声をミックスして同時に聞けるヘッドセットになっているとのことだったので、実際に購入して使ってみました。
ステレオヘッドセット エンペラフックHDP for Nintendo Switch
http://www.hori.jp/products/nsw/Splatoon2_HDS/
そんなフォーリマのギアをかたどった「ステレオヘッドセット エンペラフックHDP for Nintendo Switch」が、ホリさんから発売されることが決定した!
— Splatoon(スプラトゥーン) (@SplatoonJP) 2017年6月1日
着脱可能なフレキシブルマイクが付属し、当たり前だが、実際にヘッドセットやヘッドフォンとして使用できるぞ! pic.twitter.com/KYTxdfJfEv
◆フォトレビュー
「ステレオヘッドセット エンペラフックHDP for Nintendo Switch」のパッケージはこんな感じ。エンペラフックHDPを装着しているボーイの横顔が描かれています。
箱の右上には任天堂のライセンス商品であることが明記されています。
箱と一緒にiPhone 7を並べてみるとこんな感じ。箱は想像以上に大きめで、「ヘッドセットはそんなに大きいのか?」という気になりますが……
箱を開くとエンペラフックHDPはこんな感じで収納されており、ヘッドバンド部分が破損しないようにスペースを大きくとって収納されていたことがわかりました。
というわけで中に入っているものをすべて取り出すと、左からエンペラフックHDP本体・取扱説明書や付属品の入った袋・替え用イヤーカップ。
エンペラフックHDPの本体はコレ。左耳側からコードが伸びており、先っぽには3.5mm4極ミニプラグがあります。
エンペラフックHDPのヘッドセットユニットは側面にイカ型の彫りがあるボタンが配置されており、デザインの細かさに驚かされます。ただし、このボタンは単なる飾りで実際に使えるわけではありません。
内側のイヤーパッドはふかふか。
ヘッドバンド部分には「フォーリマ」のブランドロゴ。
左のヘッドセットユニットにはコードの他に、マイク用のジャックがあります。ここに付属のマイクを挿せば、ヘッドセットを装着したままボイスチャットも楽しめるというわけ。
ヘッドセットユニットの外側にあるイヤーカップはスプラトゥーン2のエンペラフックHDPを再現する上で欠かせないパーツですが、これを反時計回りに回すと……
こんな感じで着脱可能です。
付属の赤色のイヤーカップに付け替えるとこんな感じ。自分の気分次第で見た目を変えられるというのはグッド。
なお、ゲーム中に登場するエンペラフックHDPはこんな感じ。デザインはかなり忠実に再現されていることがよくわかります。
ゲームの中のイカちゃんのようにエンペラフックHDPを装着するとこう。ヘッドバンドが頭の後ろを通るように装着すればOK。
首からさげるとこんな感じです。
ヘッドセット単体でも使用可能で、普通に音楽を聴くために使用してもOK。
取扱説明書と付属品が入った袋の中には……
取扱説明書・リモコン・フレキシブルマイク・延長ケーブルが入っています。
イカ型のシルエットをしたのがリモコンです。
イカ型なだけでなく、リモコン上の文字もスプラトゥーン2っぽいフォントになっています。
「VOICE」と書かれている部分の側面にはダイヤルがついており、これを回せばリモコンにつないだスマートフォンの音量を調整可能。
「BGM」と書かれている部分にもダイヤルがあり、こちらゲーム音の音量調節に使えます。
イカ型リモコンの先っぽには3.5mm4極ジャック。
ここにエンペラフックHDPの3.5mm4極プラグを挿せばOK。
リモコンからは2本のケーブルが伸びているのですが、それぞれの根元に以下のようなアイコンが描かれているのでどちらをスマートフォンに挿してどちらをNintendo Switchに挿せばいいのかわかりやすいようになっています。
細長い棒状のこれはフレキシブルマイク。
名前の通り折り曲げることが可能なマイクです。
先端にマイクが内蔵されており……
反対側は3.5mm3極プラグになっています。
ヘッドセットのマイク用端子に挿すとこんな感じ。
そして、これは延長ケーブル。
ただし、取扱説明書によると延長ケーブルはリモコンとNintendo Switch本体の間でのみ使えるものになっているとのこと。
◆実際に使ってみた
というわけで実際にエンペラフックHDPを使ってみます。まずはイカ型リモコンの赤色プラグをNintendo Switchに挿して……
黒色プラグはボイスチャットに使用するスマートフォンに挿します。もちろんボイスチャットはNintendo Switch OnlineアプリのボイスチャットでなくてもOKで、LINE通話やSkypeのボイスチャット機能でもゲーム音にミックス可能です。
そして最後にエンペラフックHDPの3.5mm4極プラグをリモコンに挿せば……
ゲーム音とボイスチャットの音声を混ぜる準備はOKです。
カスタマーレビューなどを見ていると、ほとんど共通して書かれているのが「デザインは良い」が「音質が安っぽい」そして「着け心地が悪い」というもの。実際に使ってみるとたしかに音質は安っぽく感じるので、チープな音が気になるという人には間違いなくオススメできなさそう。ただし、普段からiPhoneに付属しているEarPodを使っている編集部員は音質についてはそれほど気にならず、そもそも、ゲーム音とボイスチャットをミックスしながらゲームプレイをし始めると、音質が良かろうがチープだろうがそれほど気になることはありませんでした。
また、着け心地については頭のサイズにピッタリなのか、ズレ落ちたり隙間ができたりということもなく、ほとんど不満ナシ。たしかに長時間装着したまま過ごすと耳の上の方がつぶれて痛くなってくるのですが、以下の写真のようにヘッドセットユニットとバンドの隙間から耳の上の方をひょっこり出しておくと痛みがかなりマシになるので、装着時の工夫で痛みはかなり軽減できる印象です。ただし、メガネをかけたままこの方法でヘッドセットを装着すると、ヘッドセットとメガネが思いきり干渉するので、それぞれのベストポジションを探すのに少し手間がかかるかもしれません。
また、「音が小さい」というレビューも多いのですが、本体設定に「ヘッドホンの音量を下げる」というオプションがあるので、これをON状態にしていると音量がかなり小さくなる模様。このオプションをオフにしても初めて使用した際はかなり音量が小さかったのですが、リモコンのダイヤルで音量調節する前に、Nintendo Switch本体とスマートフォン側の音量をMAXまで上げておくと、ヘッドセットでの音量を大きくできます。リモコンにある音量調節用のダイヤルはゲーム音・ボイスチャット音声の微調整に使える程度の変化したないので、とにかくNintendo Switchとスマートフォンの方で音量は調節すればOK。なお、多くのレビューであった「音が小さすぎる」という意見は確かなのですが、Nintendo Switchおよびスマートフォンの音量をMAXにしてプレイすれば音が小さすぎると感じることはありませんでした。
「ステレオヘッドセット エンペラフックHDP」は発売当初は即売り切れとなって価格が高騰していたのですが、記事作成時点では定価の3758円でAmazonから購入可能となっています。
Amazon.co.jp: 【Nintendo Switch対応】ステレオヘッドセット エンペラフックHDP for Nintendo Switch: ゲーム
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