iPhone 8のフロント・リア両カメラは4K・60FPSのムービー撮影に対応か
AppleのSiri搭載ホームスピーカー「HomePod」のファームウェアからiPhone 8に関する情報がリークしており、ポルトガルのニュースサイトiHelpが、iPhone 8のフロントカメラとリアカメラは両方共に4K・60FPSでの動画撮影が可能であることを示すコードを発見したと報じています。
iPhone 8 may support 4K video at 60 FPS with front & rear cameras | 9to5Mac
https://9to5mac.com/2017/08/03/iphone-8-4k-video-details/
iHelpが見つけた「iPhone 8のフロントカメラとリアカメラは両方共に4K・60FPSでの動画撮影が可能であることを示すコード」というのは、以下のスクリーンショットの赤色矢印部分。興味深いことに、赤矢印部分には「Back(後)」「Front(前)」と書かれており、フロントカメラとリアカメラの両方が4K・60FPSでの動画撮影に対応しているものと推測できます。
iPhone 8リリース前の現段階ではiPhone 7/7 Plus共にリアカメラでのみ4K動画の撮影が可能となっていますが、フレームレートは30FPSまでとなっています。また、フロントカメラは1080pの動画しか撮影できません。
さらに、HomePodのファームウェアによるとリアカメラとフロントカメラの4K動画はAppleの新しいファイル形式であるHEVCをサポートしているとのこと。なお、AppleはiOS 11から画像と動画のファイルフォーマットとして新たに「HEIF」と「HEVC(h.265)」を採用することを明らかにしており、これらを採用することでファイルサイズが劇的に削減できるとしています。
iOS 11では画像・動画フォーマットに「HEIF/HEVC」が導入されファイル容量が最大50%削減へ - GIGAZINE
リアカメラでの4K・60FPS動画のサポートは、AppleがiOS 11から提供するARKitにとっても利点となるだろう、とApple関連のニュースを報じる9to5Macは記しています。また、HomePodのファームウェアからのリークは未知の情報源からの情報よりも信頼性が高い、ともしています。
さらに、同じくHomePodのファームウェアから、iOS 11には「SmartCam」と呼ばれる機能が搭載されることも明らかになっています。
iOS 11 camera features may include scene recognition
https://www.engadget.com/2017/08/03/iphone-camera-upgrade-ios-11/
「SmartCam」はシーンごとの撮影に適した設定を自動で行ってくれるというモードで、iOS 11もしくは次期iPhoneに搭載される機能になるとのこと。海外ニュースメディアのengadgetは「機械学習により、撮影シーンを分析して最適な設定を選んでくれることを示唆している」としています。
iOS 11 (or the next iPhone) will have something called SmartCam. It will tune camera settings based on the scene it detects pic.twitter.com/7duyvh5Ecj
— Guilherme Rambo (@_inside) 2017年8月2日
なお、HomePodのファームウェアからはiPhone 8の顔認証機能と思しき「Face ID」の存在や、Face IDがApple Payに対応していることなども明らかになっています。
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