オリジナルのガラスパネルを加工して透明カバーのSamsung Galaxy S8を自作

Samsungが発売したGalaxy S8には、ガラス製の透明のバックパネルが装着されています。このパネルを加工して透明にすることで、シースルー状態のGalaxy S8を製作するムービーが公開されています。
Totally CLEAR Galaxy S8 - Worlds FIRST!! - YouTube

このムービーはYouTubeチャンネル「JerryRigEverything」が公開しているもの。まずはドライヤーを使ってバックパネルを接着している両面テープを温め……

ヘラを挿し入れて本体と分離。

パネルに接着されているカメラのレンズと指紋認証のセンサーを取り外します。

パネルに残っていた両面テープを剥がし……

カッターナイフを使ってガラスとフィルムを分離させようとしましたが、この段階では全く歯が立たず。Galaxy S8では、透明のガラスパネルの内側にフィルムを貼り、その上に塗料で色を付けているようです。

まずは溶剤を塗料に吹き付けて……

ヘラでこすると、見事に塗料が落ちました。しかしまだフィルムは残った状態。

無色透明とはいえ、フィルムが貼られていることでガラスの透明度は損なわれます。そのため、切り込みを入れてフィルムを剥離。

最後に水できれいに洗い流すと、真っ透明な背面ガラスパネルのできあがり。

この通り、パネルにはメーカー名とモデル名が残った状態。

本体に装着すると、実にメカニカルな雰囲気になりました。しかし、大部分を覆っているワイヤレス充電用のコイルが邪魔といえば邪魔。

そこで次は矢印の位置にあるネジを外し……

パーツを取り外して基板とバッテリーがむき出しの状態にしています。ここまで分解すればメカニカル度はMax。

さらに削れるところはハサミで切り取って行きます。

透明の両面テープを使い、背面パネルにカメラレンズと指紋認証のセンサーを取り付け……

黒いパネルを大幅に省略した本体に載せると、先ほどよりもグッと「スマートフォンの裏面」らしさがでてきました。

本体に透明の両面テープを貼り付け……

クリアさを保つために、閉じてしまう前に内側に洗剤を吹き付けてピカピカに磨き上げます。

細いヘラを使ってコネクターを取り付けてパネルを閉じると……

世界でただ一つの透明なGalaxy S8の完成です。

コイルを外してしまったのでワイヤレス充電だけは使えなくなったそうですが、通話や通信など機能の大部分は問題なし……だったはずなのですが、ここで問題が発覚。

その対処法は以下の追加ムービーで解説されています。
Totally CLEAR LG G6 - Clear Galaxy S8 update!! - YouTube

その問題とは、なんとバッテリーの温度センサーが誤作動を起こし、「温度が低すぎる」と判断されて充電できないというもの。

原因は、緑色の棒の先に見える3+4個のコネクターに、右に見える電極が接触していなかったためと判明。電極は、充電用のコイルのパーツと一体化されているものでした。

せっかく外したコイルを元に戻すと意味がないので、電極の部分だけをハサミで切り取ってしまいます。

この小さな部品が取り付けられていなかっただけで、バッテリーのセンサーが誤動作を起こしていたというわけです。

切り取ったパーツをネジ留めすると……

無事に充電することができました。ただし、無線での充電ではなく、もちろんUSBケーブルを使ってのものでした。

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