Samsungの新フラッグシップスマホ「Galaxy S8」で画面が赤くなる不具合の報告がユーザーから続出
2017年4月21日(金)にSamsungが満を持して世界で発売する予定の新フラッグシップ機「Galaxy S8」と「Galaxy S8+」で、画面の表示色が赤に偏るという現象が一足先に実機を手にしたオーナーから挙がっています。
Samsung Galaxy S8 owners complain their screens are affected by red tint
https://thenextweb.com/mobile/2017/04/18/samsung-galaxy-s8-red-tint/#.tnw_sqQPSBrM
Galaxy S8 owners see red as phones ship with tinted screens - CNET
(動画自動再生あり)https://www.cnet.com/news/some-samsung-galaxy-s8-phones-ship-with-red-tinted-screens/
この現象は、同端末を先行予約を通じて発売日前に一足先に入手していたオーナーが遭遇しているもの。InstagramなどのSNSには、Galaxy S8およびGalaxy S8+とされる端末で画面の表示色が赤寄りの状態になっている様子が投稿されています。
このユーザーのように、旧モデルと比較した写真を撮影して画面の赤さを訴えるユーザーも。さらには韓国のソーシャルメディアであるRULIWEBやPPOMPPUなどにも投稿が上がっています。
Galaxy S8シリーズは、Samsungが社運をかけて投入するといっても過言ではない最新のフラッグシップ機で、2017年秋にも登場すると予測されている次期iPhoneに対抗するモデル。エッジ部が湾曲したベゼルレスデザインや虹彩認証といった高機能の数々を惜しみなく投入してきましたが、ウリの1つであるOLED(有機ELディスプレイ)に不具合があるとなると良からぬ影響を受けることになるのは間違いありません。
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Samsungについては、2016年に「Galaxy Note7」のバッテリーの爆発・発火が連発した一件や、2017年2月に同グループの事実上のトップであった李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が政権との癒着の疑いで逮捕された一件などが記憶に新しいところ。今回のディスプレイの件に関しては安全性の問題はまずありませんが、巨額の損失を計上して以来初めて登場するフラッグシップモデルということで嫌が応にも注目を集めるモデルの不具合ということになると、悪影響は避けられそうにありません。
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テクノロジー系調査会社Counterpoint ResearchのアナリストNeil Shah氏は、今回の原因は「通常よりも白が赤色寄りに見えることがある」というOLEDディスプレイにあると分析しており、「ソフトウェア側でのキャリブレーションの問題」であると指摘しています。ソフトウェアレベルで修正は可能であるとする見方も出ていますが、この問題について投げかけられたCNETからの問い合わせに対し、Samsungは反応を見せていないとのことです。
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