東京メトロの上野駅に出現したパンダ姿の「ペッパー(Pepper)」に会ってきた
「これじゃない」「人間を見下している」とネット民を爆笑の渦にいざなったパンダ姿のペッパー(Pepper)。そんなに面白いなら、一度はこの目で見ておきたい。そんな使命感にかきたてられ、実際に足を運んできました。
こんにちは、ペッパーなみの時給で働きたい自転車で世界一周した周藤卓也@チャリダーマンです。スマホにしろ電子マネーにしろ、昔の人が空想した世界で私たちは何気なく生活しています。ロボットのペッパーだって同じ。人間の生活にロボットが進出し始めているのが今でした。
◆上野とパンダ
熊本なら「くまモンを見たら死ぬゲーム」、タイなら「ゾウさんを見たら死ぬゲーム」、グアテマラなら「ニワトリを見たら死ぬゲーム」と、世界各地で私は何をしてきたのでしょう……。でも、まだありました。東京の上野だったら「パンダを見たら死ぬゲーム」ができます。パンダは上野動物園を象徴する動物。上野一帯のパンダ推しは凄まじいものがありました。
JR上野駅の入谷口にある巨大なジャイアントパンダの置物。
JR上野駅の隣駅、JR御徒町駅を出てすぐにある2体のパンダ。
警官の制服を着たパンダ。下半身は野生のままですね。
JR上野駅の構内にはクリスマスツリーが飾られていました。
こちらも、可愛らしいパンダのぬいぐるみが飾りになっています。
◆パンダ姿のペッパー
そんなパンダだらけの上野に新たなマスコットパンダが登場。2016年12月1日~2017年3月31日という期間限定ですが、東京メトロ銀座線の上野駅にパンダ姿のペッパーが配置されています。場所は上野公園方面の改札口近く。時間は午前10時から午後5時までとなっています。
実際の現場では、やっぱり人を見下していました。といいますか、人が近づくと視線が上を向くため、自然とこんな形になるのです。
ペッパーはソフトバンクが2015年に発売した世界初の感情を認識する人型ロボット。接客補助やそれこそ「客寄せパンダ」として日本の社会に浸透しつつあります。そうした流れに東京メトロも乗ったのでした。
正面を向くと、それはそれで物憂げな表情に。
角度を変えて撮影するも、ロックオンされた瞳に追いかけられて、横目で様子を窺うような図となっちゃいました。ロックオンされたまま、ペッパーの横に移動すると、首を90度近くまで曲げた状態で目が合います。ちょっとしたホラーです。
通常のペッパーはギリシャ彫刻のように白一色ですが、パンダ姿のペッパーは実物のパンダに似せるため効果的に黒色が使われていました。
通常のペッパーと違って後頭部には2つの丸いお耳が付いています。
足の部分は海にある消波ブロックのような形。
胸にはタッチパネルを搭載。周辺の観光案内、路線案内など観光の手助けをしてくれます。日本語、英語、中国語、韓国語、スペイン語、フランス語の6ヶ国語に対応。外国語を話すペッパーは、慣れ親しんだ日本語の声と違いすぎて、かなりの衝撃を受けました。
ペッパーと遊ぶこともできます。「年齢当てゲーム」はなかなかの的中率で、試した人からは「すげぇー」「嘘っ」と驚きの声があがっていました。
元気モリモリのポーズ。
一緒に記念撮影。ペッパーの瞳にロックオンされ笑える写真になるのではと思いニヤついているのですが、意外と一緒にカメラ目線でした。
・表情
パンダ姿のペッパーはさまざまな表情で訪れた人々を楽しませてくれます。
平常心。
見つめ合ってみたり。
ちょっと腹立つドヤ顔。
でも、困り眉と上目遣いには胸をキュンとさせられてしまうのでした。
百聞は一見にしかず、上野に用事でもありましたら、ぜひ足を運んでみてください。
(文・写真:周藤卓也@チャリダーマン
自転車世界一周取材中 http://shuutak.com
Twitter @shuutak)
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