「シャンシャン(香香)」誕生を祝福して上野の街がパンダだらけになっている


それ以前にもパンダだらけでしたが、赤ちゃんパンダ「シャンシャン」の誕生によって、上野にはさらにパンダが溢れていました。空前絶後のパンダフィーバー。上野動物園にいるシャンシャンを見るには観覧券が必要ですが、公開制限のないお父さんパンダのリーリーなら見ることができました。人生初のパンダでした。

こんにちは、自転車で世界一周をした周藤卓也@チャリダーマンですが、パンダだけは心残りでした。中国四川省の成都(チェンドゥ)には思う存分パンダを満喫できる施設があるのですが残念なことに未訪問。そうしたことからパンダへの憧れは募るばかり。しかし新年早々、私のパンダ熱は満たされます。パンダだらけの一日を過ごしてきました。

◆パンダの街
2016年10月、旅を終えて初めての講演会をやったのが上野の隣にある御徒町でした。その後に上野に近い駒込、南千住のシェアハウスに併せて数ヶ月滞在していたので、上野にもよく足を運びました。街を歩くと何かと目につくパンダの姿。上野はパンダを愛する街でした。その時にみつけたパンダがこちら。

ヨドバシカメラの店舗入口


商店街のお店


工事中のお知らせ


歩道のタイルの中


地下鉄のホームドア


そして、2016年12月から2017年3月まで東京メトロ銀座線の上野駅に設置されていたパンダペッパー。2017年末にもツイートが話題になりましたが、パンダペッパーはシャンシャン誕生後には設置されていません。現在の銀座線上野駅は改装されていて、雰囲気がだいぶ変わっています。


2016年12月に私がパンダペッパーを訪問した記事はこちら。

東京メトロの上野駅に出現したパンダ姿の「ペッパー(Pepper)」に会ってきた - GIGAZINE


上野とパンダの歴史を紐解くならば、1972年、日中国交正常化を記念して中国から「カンカン(康康)」「ランラン(蘭蘭)」がやって来たのはじまり。上野動物園で公開されるやいなや、日本人はパンダに夢中になります。その愛らしい姿をひと目みようと公開初日には長蛇の列ができました。それなのに2時間並んでも見物できたのは50秒だけだったとか。こうしたパンダブームもあってパンダは上野のシンボルとなります。

今回のように上野動物園でパンダの赤ちゃんが公開されるのは、1986年の「トントン(童童)」、1988年の「ユウユウ(悠悠)」についで3例目。「シャンシャン(香香)」のお父さんとお母さんにあたる「リーリー(力力)」と「シンシン(真真)」は、2012年も赤ちゃんを授かっているのですが、わずか7日の命でした。

◆パンダあつめ
上野がパンダの街であることは知っていました。そこに赤ちゃんパンダのシャンシャン誕生ですから、なおさらパンダで賑わうことは想像するに容易く、いつかやらねばと思っていました。グアテマラならニワトリタイならゾウさん台湾ならクマ、日本だって熊本はくまモン愛媛はみかんと、国内外問わずテーマをみつけては探してきました。だとしたら、上野ならパンダでしょう。旅人の血が騒ぎました。もはやマイライフワーク。パンダ求めて上野の街を歩き周ると、このような結果となります。新年明けて間もない1月2日の訪問でした。

上野駅の隣駅、御徒町駅に降りるとホームから大きなパンダを確認。幸先のよいスタートを切りました。


JR御徒町南口駅前広場(おかちまちパンダ広場)にシタマチ.スケートリンクという氷を使わないスケートリンクが登場していました。リンクの中央に巨大なパンダオブジェを配置。リンクを滑る子どもたちのヘルメットもパンダの柄だったりして、何ともいえない幸せな気持ちに包まれます。


この広場の主のような2体のパンダ像は赤ちゃんパンダを祝福するタスキをかけていました。


広場の下にある駐輪場へ続くスロープにもパンダがいます。


このパンダ広場のあるJR御徒町駅から上野駅までの間でパンダあつめをしました。

新年のご挨拶にもパンダ。今年の干支のようにも見えます。


パンダのトピアリー(西洋風の盆栽)。赤ちゃんパンダのシャンシャンもいます。


駐車場の案内。


自動販売機には台東区のゆるキャラ「台東くん」のパンダバージョン。


商店街の提灯にも発見。


ドラッグストアの手作りポスター。


コーヒーチェーン店のお知らせボードはチョークアート。


バーのウインドウにはビールを嗜むパンダ。


あのコカ・コーラもパンダを使った広告を出していました。


レストラン店頭のサンプル料理にもパンダのぬいぐるみが混じっています。


アトレという商業施設のショーウインドウには愛らしいパンダがてんこもりでした。


おみやげ菓子の東京ばな奈もパンダを使った新商品を開発。


「おっ!パンだ?」


上野に店舗を構えるマルイも赤ちゃんパンダの誕生をお祝いしていました。


マルイのパンダファミリー。


JR上野駅にて緊急告知。


入谷改札の外に展示されているジャイアントパンダに子パンダが加わっていました。子パンダのことは知らなかったのですが、駅構内のたいめいけんという洋食屋さんの前に置いてあったそうです。


アングルを変えて。親子パンダになっていますね。


あざといポーズの子パンダ。可愛くてイチコロでした。


JR上野駅の改札からホームに向かう階段の案内にもパンダが描かれています。


上野に乗り入れている京成電鉄にも「京成パンダ」という特徴的な目をした、可愛くないパンダキャラがいます。


地下鉄東京メトロ上野駅の改札付近のステンドグラスにもパンダ。


◆上野動物園
こんな調子で上野公園内でもパンダの姿を探しましたが、年末年始なので休園だと思っていた上野動物園が開いていてびっくり。どうせならパンダがいた方が記事に華が出ると、サクッとですが中をのぞいてきました。個人的にもパンダを見たかったのでいい機会でした。小さなお子さんの手を引く家族連れや肩を並べて歩く恋人たちを尻目に園内を一人で黙々と歩きます。

・リーリー
赤ちゃんパンダの「シャンシャン(香香)」、お母さんパンダの「シンシン(真真)」を観るには観覧券が必要でした。抽選制となっているので事前にインターネットか電話で申し込まないといけません。当選した人のみが観覧できるという狭き門。一方のお父さんパンダの「リーリー(力力)」は、誰でも観ることができます。たくさんの人が柵の前に連なりリーリーの一挙手一投足を見守っていました。

でも、最初に飛び込んできたのは「あぁ、だりーわ」という声が聞こえてきそうなこの格好。どこのおっさんかと思いましたよ。


たれパンダならぬだれたパンダ。魂まで飛んでいきそうなくらいに全身脱力。かなりリラックスをしてらっしゃいました。でも、しばらくすると何かを思い出したかのように動き出します。人のように手足を器用に動かしてはしごを降りて地面へ。そこから、放飼場をくるくると歩き回っていました。しかし、お客さんのがいる前方にはなかなかやってきません。後方を回ってばっかりでした。

たまに前方までやってきます。そのときがシャッターチャンス。


パンダは四つん這いになって歩く動物。


お尻をプリプリと振りながら歩いていました。赤ちゃんのハイハイの姿が重なりました。


何度かシャッターチャンスはあるのですが、満足のいく写真はなかなか撮れません。


地べたに座ってしまうのかお尻はちょっと土色。


しばらく歩き回ったら満足したのか高台へと戻ります。


そして、また例のポーズ。一汗かいて疲れちゃったんでしょうね。


・パンダ以外の動物
世界各地でいろいろな動物を見てきましたが、野生と飼育という環境は違えどほとんどの動物が上野動物園にいるというのも衝撃でした。しかも、入園料が600円というコストパフォーマンスの良さ。動物園がこんなに楽しいところなんて思ってもいませんでした。

険しい顔つきをしたトラ。


体を小さくしてたゴリラは神経質な印象を受けてしまします。手足を広げると私たちが期待する迫力あるゴリラなんですけど……。


シロクマ


こっちをみつめるクマの瞳はどこか寂しげ。


ゾウはリズムを取るかのように鼻をブラブラさせて大きな体を揺らしていました。


サル山と青い空。


家畜コーナーもあってブタがワシワシと餌にかぶり付いていました。こいつが一番ワイルドかも。


エミューはオーストラリアにもいたのですが、すぐ逃げてしまっていたので、こうしてじっくり観察するのもまた新鮮。


ガラパゴスゾウガメは人を乗せられそうな位に大きかったです。


ニョロニョロと地面を這っていたヘビ。


誰もが「どこ?どこ?」とつぶやいた岩のようなオオサンショウウオは、しばらく見つめているとパカっと口が動きます。


ペンギンにはアルゼンチン以来の再会。


目が覚めるような鮮やかさをまとったフラミンゴの群れ。


キリンさんは優しい瞳の持ち主。


戦車のような重厚さをみせるサイ。


日向ぼっこしているカバの目はうつろうつろ。


現地南アフリカでもみかけたケープハイラックスは実に愛らしい顔をしています。


カンガルーは居間でテレビを見てそうな姿でくつろいでいました。


動物に限らず、モノレールが東園と西園を結んでいたり、不忍池(しのばずいけ)という大きな池があったり、重要文化財となっている五重塔があったりと上野動物園は見どころ豊富でした。

・再度リーリー
動物園内をひと通り周った後に、パンダのリーリーを再度訪問します。

お疲れなのお休みモードでした。


ちなみに、こちらがシャンシャンとシンシンがいるパンダ舎。


・動物園内にもパンダ
上野の街と同様に動物園内もパンダだらけでした。園内を注意しながら歩くと思わぬ発見があるかもしれません。

小さなお子さん用の迷子札の案内。


白い柵でも黒のスプレー一つでパンダが浮き上がってしまうから不思議。


三角コーンの中にもいました。


何かのスイッチが入っていそうな扉のレバーを閉めてくれるのもパンダ。


上野動物園入り口にあるパンダポストも忘れてはいけません。


このように2018年はパンダまみれのスタート。思っていた以上に上野はパンダの街でした。あまりにいっぱいいるので、白と黒の2つの色に反応してはパンダの顔を探してしまう始末。みなさんも上野を訪れたら、街中にいるパンダを探してみてください。本物のパンダに会える上野動物園もおすすめです。

(文・写真:周藤卓也@チャリダーマン
自転車世界一周取材中 http://shuutak.com
Twitter @shuutak
Facebookページ https://www.facebook.com/chariderman/
DMM講演依頼 https://kouenirai.dmm.com/speaker/takuya-shuto/)

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in 取材,   生き物, Posted by logc_nt