相手を破壊するまで戦う超過激なロボットバトル「BattleBots」で屈指の名勝負が繰り広げられる
アメリカのABCテレビネットワークで放映される人気番組「BattleBots」で、見る者を圧倒させる名勝負が繰り広げられました。自作のバトル用ロボットで相手のロボットを完膚なきまでにたたきのめす戦いは、まるで伝説に残るプロレスの名勝負のような熱い内容となっています。
Blacksmith vs. Minotaur - BattleBots - YouTube
リング上のグリーンライトが灯り、3分間のバトルがスタート。
手前にある黒く平らなロボットが、RioBotzチームが作製した「Minotaur」。それに対するTeam Half Fast Astronautチームの「Blacksmith」が、相手との間合いをはかりながら攻めどころを探り合い。
突如、Blacksmithが雄たけびのように炎を上げて攻撃を開始。
Blacksmithの武器は、機体上部に取り付けられたハンマー。相手との間合いを詰めたら……
「ブン!」とハンマーを振り下ろして相手にダメージを与えます。その姿はまさに、炎と鎚で鉄を自由に操る「Blacksmith(鍛冶屋)」のよう。
一方のMinotaurは、機体前方に取り付けたローラー「ドラムスピナー」を高速で回転させ、相手の機体にダメージを与えるように設計されています。
Minotaurのパイロットはこの表情。
Minotaurのドラムスピナーも、機体周囲をガッチリ固めたBlacksmithの鉄製アーマーには歯が立たない様子。Minotaurのドラムスピナーがアーマーで空回りするのを横目に、Blacksmithはグイグイと相手を壁へと追いやり……
ドガーンとヒット。しかし、このぐらいの衝撃はともに織り込み済みのようで、ビクともしない様子。
なお、リング周囲からもハンマーの攻撃を加えることが可能なので要注意。
同様に、リングサイドに設置されたドリルのノコギリ歯に巻き込まれると大ダメージは必至。そうこうすると、機体から火花が散り始めます。どうやら、Minotaurのドラムスピナーが牙を立て始めた……??
Blacksmithの一瞬のスキを突き、斜め前方からガードの弱点めがけて突進するMinotaur!すると……
大量の火花と「ガィン!」という音とともに、Blacksmithの巨大な機体が宙を舞う!
Blacksmithの鉄壁の守りも、どうやらMinotaurのボディーブロー攻撃によって徐々にほころびが生じていた模様。スキを与えなかった前方のガードが外れてしまいそうになっています。
再びMinotaurの攻撃で面白いように弾き飛ばされるBlacksmith!Minotaurは強固なガードを打ち破る方法を見いだした模様。
Blacksmithも防戦一方というわけではなく、隙あらば反撃の機会をうかがいます。時おり見せる、ハンマーのクリーンヒットも。
リングコーナーで見せる、文字どおり火花散るド突きあい!
その結果、なんとBlacksmithのメタルガードがはじき飛ばされてしまいました!
ガードを失ったBlacksmith、間合いを詰められるとMinotaurのドラムスピナーを容赦なく浴びてしまうという状況に陥ります。一切の手加減なしで攻撃を加え、火花を上げ続けるMinotaurの恐怖の姿。
冷静な様子でチャンスを伺うBlacksmithのパイロット
ガードを失いつつも、攻撃の手を緩めないBlacksmithの勇姿。「攻撃こそが最大の防御」という言葉がもっとも似合うワンシーン。
形勢は徐々にMinotaur寄りに。ドラムスピナーに跳ね上げられ、フィギュアスケートの選手のように宙を舞うBlacksmithの姿が哀しく見えてきます。
ガードを失っても、機体をひっくり返されても、なお反撃を諦めようとはしないBlacksmith。
そして、衝撃の瞬間が訪れました。Minotaurめがけて振り下ろしたBlacksmithのハンマーが……
度重なるダメージの結果、なんとポッキリと折れてしまうという最悪の事態に!
これには実況席も大興奮。
ボロボロの機体にもかかわらず、戦いをやめようとしないBlacksmithの姿。
それでもなお、闘志をむき出しにするMinotaurのパイロット。これこそが全身全霊をかけた美しき争いのワンシーン。
飛び散る火花。Blacksmithの体が、少しずつ削られている証拠。
それでもなお、ハンマーを失ったアームを振り下ろすBlacksmith。もう見てられない……だれか止めてあげて……。
これに対し、「相手に情けをかけることは無礼である」とでも言うのか、MinotaurはフルパワーでBlacksmithを潰しにかかります。火花を上げ、リングサイドに押しやると……
2台もろとも大クラッシュ。この直後にBlacksmithに起きた出来事は、ぜひムービーを再生して直接確認してみてください。
満身創痍のBlacksmithの姿に、縦縞ユニフォームのレフェリーもたまらず「ノックアウト!」を宣告。
戦い終わって笑みを浮かべるBlacksmithのパイロット。その笑顔は、相手に圧倒された諦めの表情か、それとも絶望的な戦いから解放された安堵感か。
一方のMinotaurのパイロットは野獣の雄たけび。BattleBotsは、大人同士がロボットを使って戦う、真の格闘技と呼べるバトルになっているようです。
BattleBotsは、2000年から2002年にかけて人気を集めた同名の番組「BattleBots」が2015年に復活したもので、2016年には復活後のシーズン2が放映されています。
Watch BattleBots TV Show - ABC.com
http://abc.go.com/shows/battlebots
2016年にバトルを繰り広げているのは32のチームとそのロボットたちです。各チームはチャンピオンを目指し、トーナメント形式の勝ち抜き戦を生き残る文字どおりの死闘を繰り広げています。
サイトでは、各チームの紹介も掲載されています。今回、惜しくも敗退してしまったBlacksmithを操る「Team Half Fast Astronaut」の面々。
Blacksmith (S2) – BattleBots
そして、力を見せつけたMinotaurを操る「RioBotz」の面々は、ブラジルのリオデジャネイロ・カトリック大学のチームです。あの野獣の姿を見せたパイロットも、普段は温和な青年のようです。
Minotaur (S2) – BattleBots
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