Oculusのブレンダン・アイリブCEOが辞任し、社内のPC向けVRグループのトップへ転向

VRヘッドセット「Oculus Rift」のメーカーでFacebook傘下のOculusでCEOを務めていたブレンダン・アイリブ氏がCEO職の辞任を発表し、Oculus社内に新設された「PC向けVRグループ」のトップとして開発に専念することがわかりました。

Building the Future of VR | Oculus
https://www.oculus.com/blog/building-the-future-of-vr/

OculusはSamsungと共同開発したGear VRに続き、3大VRヘッドセットのひとつとして数えられる「Oculus Rift」をリリースし、VR業界の発展に尽くしてきました。2016年12月初頭にはOculus Rift専用のグリップ型コントローラー「Oculus Touch」」も発売され、新たな操作性に加えて、さらなるVRゲームの発展が期待されています。

今後、Oculusの成長をさらに加速させるための製品戦略から、Oculusは新たにPCとモバイルのVRグループを新設することに決定。この変更にあたってブレンダン・アイリブ氏がCEOを辞任し、PC向けVRグループのトップに就任するとのこと。これまではCEO職の業務もあったことから、製品開発に深く関わることができなかったそうですが、アイリブ氏はエンジニアリングと製品開発に集中していくことを公式ブログで述べています。

なお、モバイルVRグループのトップは最近Oculusに入ったジョン・トマソン氏が就任することが決まっていますが、新しいCEOは未定のため、FacebookのCTOであるマイク・シュロープファー氏と協力してOculusの新たなリーダーとなるCEOを募集していくとのことです。