「焦がし焼き製法」で缶コーヒーの常識を限界突破した新しい「キリン ファイア」6種類を飲み比べてみた


「香りが足りない」「甘すぎる」「味が薄い」という缶コーヒーの常識を変えるべく、「キリン ファイア」がその名の通り「火」にこだわり、コーヒー豆を深煎りよりもさらに深く、焼け落ちる寸前まで焙煎するという「焦がし焼き製法」を生み出しました。これによって缶コーヒーなのに力強い「香り」と「コク」を極限まで引き出すことに成功した、とのことなので、フルリニューアルされたキリンの「ファイア」6種類を飲んで実感してみることにしました。

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http://www.kirin.co.jp/products/softdrink/fire/


これが2016年10月4日からフルリニューアルされたキリン ファイア6種。左から「ディープブレンド」「エクストリームブレンド」「挽きたて微糖」「カフェラテ」「ブラック」「香ばしブラック」となっています。


◆キリン ファイア「エクストリームブレンド」
「エクストリームブレンド」は、生まれ変わったファイアのフラグシップとなる砂糖・ミルク入りのスタンダードタイプ。


焦がし焼き豆の使用比率は15%となっています。


原材料で最も多く使われているのは牛乳。エネルギーは100gあたり30kcal含まれています。


従来の缶コーヒーのような「嫌な甘さ」がなく、スタンダードタイプとしては甘さ控えめで、ミルクの風味まろやかなゴクゴク飲めるタイプ。その一方でしっかりしたコクと苦みがあり、飲んだ後にコーヒーの香りが突き抜けてチープ感のない味わいです。


エクストリームブレンドの中身はコーヒーの濃さを感じさせる色合い。焦がし焼き豆が少なめなので、ライトにコーヒーをゴクゴク飲みたい時に良さそうです。


なお、ファイアシリーズでフラグシップとして登場したエクストリームブレンドですが、9月に行われた「100万本シークレットサンプリング」というイベントで先行体験した人が味の感想をSNSに投稿しています。100万本シークレットサンプリングは札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡の7都市にて期間限定で行われたほか、全国各地のauショップでもファイアのシークレット缶が無料で配布されました。先入観なく新しいファイアを味わってもらうため、中身や詳細がわからないシークレット缶を合計100万本配布したキリン史上最大規模のイベントだったわけです。


実際に配られていたシークレット缶はこんな感じ。「10月4日、缶コーヒーの常識が変わる」とプリントされた白い缶の中にはエクストリームブレンドが入っていたのですが、もらった人たちは中身がファイアであるかどうかすら知らされていなかった状態。


飲んだシークレット缶の評価は「#ジャッジしてみた」というハッシュタグ付きで投稿されており、「香りがいいね!!美味しいじゃん!!」「程よい甘さで、苦味が強すぎるわけでもなく コーヒーの良い香りがしてて、めっちゃ好きになりました!」など高評価のコメントが多く見られました。


◆キリン ファイア「挽きたて微糖」
続いて定番の「挽きたて微糖」がどんな風に変わったのか飲んでみます。


「香ばしさ溢れる、微糖コーヒー」ということで、焦がし焼き豆が10%入っています。


原材料はこんな感じで、エネルギーは100gあたり16kcalです。


ちょうどいい甘さでスッキリ飲みやすいコーヒーに仕上がっており、飲んだ後の香りの良さは健在。万人受けする味わいですが、本格的な香りとコクでシャキっとできるので、仕事のお供に最適かも。


中身はこんな感じで、濃すぎず薄すぎないコーヒーが味わえるわけです。


◆キリン ファイア「ディープブレンド」
次はキリン ファイアシリーズに新たに加わった新フレーバーの「ディープブレンド」を飲んでみます。紫色のボディが特徴で、容量は165gとレギュラーサイズよりちょっと小さいデミタスタイプのコーヒーになっています。


フレーバーによって「焦がし焼き豆」の含有量が異なるのですが、ディープブレンドの焦がし焼き豆の使用比率はキリン ファイアのラインナップの中で最多となる35%。


牛乳がコーヒーより多く使われているものの、100gあたり32kcalに収まっています。


さっそく飲んでみると、飲み口はキレがあってほどよく甘いのですが、飲んだ後に深い苦みや香ばしいコーヒーの香りが突き抜けます。焦がし焼き豆35%使用でガツンと濃厚な味わいかと思ったら、たっぷりミルクが入っているので飲みやすくなっています。とにかく後に残る香ばしさが驚きで、確かにここまで香り高い缶コーヒーは珍しいかも。


コップに注いでみると濃いめのコーヒーが入っていたのがわかります。


なお、自動販売機では冬の季節に向けてホット缶も販売されているので、どのフレーバーでも気分に合わせて好きな方で飲めばOK。いずれもホットで飲むとより一層コーヒーの香りが強く感じられます。


◆キリン ファイア「カフェラテ」
「カフェラテ」は焦がし焼き豆を20%使用し、「ミルクと合う香ばしさ」を引き出したフレーバー。


「コーヒーの香ばしさ溢れる、カフェラテ」に仕上がっているとのこと。


原材料を見ると、牛乳についで砂糖が多く入っており、その分エネルギーは100gあたり44kcalとなっています。


飲んでみるとめちゃくちゃ甘いので、疲れている時に飲みたくなってしまいます。まろやかなミルクがふんだんに感じられるのですが、コーヒーのコクや香ばしさもしっかりとあるのが驚き。缶コーヒーでよくある「甘いだけのカフェオレ」な味わいは完全に脱出しており、お店で飲めるようなカフェラテっぽい味に仕上がっています。


牛乳の分量が多いため、ディープブレンドやエクストリームブレンドに比べて色合いが薄めでした。


◆キリン ファイア「ブラック」&「香ばしブラック」
ファイアのブラックコーヒーには、缶タイプの「ブラック」とボトルタイプの「香ばしブラック」がラインナップされているので、どのように味わいが異なるのか飲み比べてみます。


焦がし焼き豆の使用比率は缶タイプが10%、ボトルタイプが30%使用されています。原材料に使われているのはコーヒーと香料のみ。ブラックなのでエネルギーはもちろん0kcalです。


まずは缶タイプのブラックから。苦みが効いているもののクリアな飲み心地で、かなり飲みやすい感じ。


一方でボトルタイプの香ばしブラックはガツンとストロングな味わいで、「焦がし焼き豆の使用比率が変わるとこんなに味わいに違いが出るのか……」と実感できること間違いナシ。ボトルなのでフタを閉めておけば濃厚な味わいをゆっくり味わうことが可能。


色合いや香りは両方とも同じですが、ハッキリと味に違いがあるので、気分や状況によって飲み分けることができます。


◆新しいファイアについてキリンの詳しい人に聞いてみた
火にこだわって開発し続けた17年の集大成として新しいファイアが登場したわけですが、一体どのようにして新しいファイアが生まれたのか、どういう部分で苦労したのかなどを、キリンのマーケティング部でファイアブランド担当を務める西田明男さんにあれこれ質問してみました。


GIGAZINE(以下、G):
185g・165gなどになっているのは、どういう理由で1缶あたりの量を決めたのでしょうか?

キリン マーケティング部 ファイアブランド担当 西田さん(以下、西田):
増税以降、価格を重視されるお客様が増加したため、量も価格もお手頃な165g缶を発売しました。お客様の満足度が下がらない量と価格のバランスを検討し決定しました。

G:
トライ&エラーは具体的にどういう順序で進められ、累計で何回ぐらいのトライ&エラーが行われたのでしょうか?

西田:
今回のリニューアルにあたっては100種類以上の豆の組み合わせを検討しました。カップ評価という方法で、産地×焙煎度の異なるコーヒー豆の香味特徴を確認しながら、目的の味が完成するまで組み合わせを検討し続けました。

G:
深煎りして香りが増えていますが、これは「焦げの香り」とは違うのでしょうか?


西田:
焙煎して深煎りにしているので、焦げの香りの要素も含まれています。コーヒー豆は焙煎することで香りの成分が増え複雑な香味となります。

G:
香りの成分というのは今回の場合、何種類ぐらいの成分で構成されているのでしょうか?

西田:
コーヒーの香りの種類として800種類以上あるといわれています。今回のコーヒーについても同様に800類以上の香りで構成されています。

G:
「味の量」を「コク」と表現していますが、これはどういう味のことでしょうか?

西田:
コーヒー感や甘さ、酸味といった複合的な味の、上質な濃度感を「コク」と表現しています。

G:
「寒暖差が大きい産地の硬い豆」とはどこの何という種類の豆ですか?

西田:
コロンビアの豆を使っています。コロンビアのコーヒー産地は標高が高いため寒暖差が大きくなり、硬い豆となります。


G:
「100万本サンプリング」でauショップと手を組んだ理由を教えてください。

西田:
より多くの方々に試飲していただきたかったため、全国展開されているauショップ様にて、サンプリングを実施させていただきました。

G:
サンプリングではコールド、あるいは持ち帰って常温での評価だったようですが、コールドではなくホットにした場合、香り・味のコク成分の感じ方はどのように変わるのでしょうか?

西田:
エクストリームブレンドの特徴である香ばしさがホットではさらに強く感じられます。加えて甘さやミルク感が引き立ち全体的にマイルドでやさしい味に感じられます。

G:
新商品の「ファイア シャープネスブレンド」「ファイア シャープネスブラック」についてお聞きします。「冷水重ね焼き」という新しい製法が使われていますが、焙煎中のコーヒー豆に冷水を散水して急冷することで豆を引き締めながらムラなく焼くと、なぜ後味すっきり&クリアなキレのある味わいになるのでしょうか?


西田:
通常焼きムラ(豆の表面と中で焙煎度に差が生じること)があると後味に雑味が出てしまいます。「冷水重ね焼き」では焙煎の途中で散水することで豆の温度を均一化し、焙煎度を揃え、焼きムラをできるだけ無くす焙煎方法となっており、後味がすっきりしキレのある味わいになります。

G:
なるほど、ありがとうございました。

ということで、ファイアの「焦がし焼き」製法に続く第2弾として11月1日から、「冷水重ね焼き」製法を採用したボトルタイプの新フレーバー「ファイア シャープネスブレンド」「ファイア シャープネスブラック」も登場しています。サンプリングイベントに参加した人たちの中には抽選でシャープネスブレンドとシャープネスブラックが当選した人もおり、同じく「#ジャッジしてみた」のハッシュタグでたくさんのコメントが出まくりなので、「完成。突き抜けた香ばしさ。コーヒーは「焼き」で極まる。」という言葉通りなのか、一体どれぐらい変わったのか、最終的に自分の舌で確かめる価値があるはずです。


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in 試食,  広告, Posted by darkhorse_log