ハードウェア

小さく薄いRFIDの小型タグでアイテムの有無を管理する「GearEye」


カメラやレンズなど一式を持って撮影に出かけて、いざ撮影が終わってみるとSDカードを落としてしまっていて行方不明に……そんな悲劇をもう二度を味わいたくないと、カメラマンで起業家のロイ・ガリッツ氏がRFIDの小型タグを用いてアイテムを管理するシステム「GearEye」を考案しました。

GearEye - The Ultimate Gear Management System by GearEye — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/874608327/geareye-the-ultimate-gear-management-system


GearEye開発者のロイ・ガリッツ氏


カメラマンなので、いろんな装備を持ち歩いているのですが……


あるときSDカードを落として、見つけることができなかったという悪夢のような経験をしました。これがGearEye開発のきっかけ。


GearEyeの本体(ドングル)は細長い筒状


近くにあるRFIDステッカーを検出して……


アイテムリストをチェック、足りないものを教えてくれます。


リストは複数作れるので「人物撮影用の装備」「夜景撮影用の装備」と切り替えることが可能。


GearEyeが用いるタグの利点は充電の必要がないこと、寿命が1年ほどあること、価格が手ごろであること、いろんな形状や大きさにできること。


タグはカメラ本体からバッテリー、三脚の雲台まで、いろいろなものに貼り付けられます。


最初はガリッツ氏もBluetoothを利用することを考えていたのですが、追跡対象が1つ2つであればよかったものの、何十個にもなってくるととても使えないということがわかり、RFIDの利用を思いついたとのこと。

このおかげで、わざわざ1アイテムずつ確認しなくても、荷物を入れたカバンにGearEyeドングルをかざすだけで、忘れ物がないかチェックするという使い方もできます。

また、ドングルと同じ機能を備え、スマートフォンカバーとして使える「GearEye Cover(GearEye Case)」も用意されています。


ガリッツ氏は量産化に向けてKickstarterで出資を募っており、目標額の6万ドル(約660万円)に対して2016年11月18日時点で12万ドル(約1330万円)以上が集まっています。

出資した場合、額に応じてGearEye本体やタグがもらえます。その内容は以下の通り。
129ドル(約1万4300円):GearEye本体(ドングルorケース)+タグ20個(市販予定価格は199ドル(約2万2000円))
139ドル(約1万5400円):GearEye本体(ドングルorケース)+タグ40個(市販予定価格は219ドル(約2万4200円))
169ドル(約1万8700円):GearEye本体(ドングルorケース)+タグ80個(市販予定価格は249ドル(約2万7600円))
259ドル(約2万8700円):GearEye本体(ドングルorケース)2つ+タグ80個(市販予定価格は438ドル(約4万8500円))
599ドル(約6万6300円):GearEye本体(ドングルorケース)5つ+タグ200個(市販予定なし)

なお、送料として12ドル(約1330円)が必要です。

出資期限は2016年12月31日(土)6時59分です。

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in ハードウェア, Posted by logc_nt

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