ペンでノートに書き込んだ内容を即デジタル化&タッチキーボード搭載の激薄・超軽量2in1「Lenovo YOGA BOOK」レビュー

Lenovoがわずか660gという驚異的な軽さを実現した2in1型PC「YOGA BOOK」をWindows 10版とAndroid 6.0版の2種類リリースしました。LenovoのYOGAシリーズらしくさまざまな形に変化させられるだけでなく、タッチ操作キーボードを搭載しており、さらにはボタン1つで高性能デジタイザーに変身させることでノートにインクペンで書き込んだ「手書き」の情報を即座にデジタル化できるという、我が道を行くユニークなYOGA BOOKを実際に使ってみると、発売以来在庫切れが続く人気の秘密が分かりました。
YOGA BOOK with Windows | 快適にクリエーションできる2 in 1タブレット| レノボジャパン
http://shopap.lenovo.com/jp/tablets/lenovo/yoga/yoga-book-win/
YOGA BOOK | 快適にクリエーションできる2 in 1タブレット| レノボジャパン
http://shopap.lenovo.com/jp/tablets/lenovo/yoga/yoga-book/
◆外観チェック
YOGA BOOKがGIGAZINE編集部に到着。左のカーボンブラック色がWindows版(Windows 10 Home)で、右のガンメタルグレー色がAndroid版(Android 6.0.1)です。

Windows版とAndroid版で筐体はまったく同じ。YOGA BOOKは、サイズが縦170.8mm×横256.6mm×厚さ96mm。

重さは約690gと、10インチサイズの2in1端末としても軽量です。

手にとって最初に感じるのは驚くほどの薄さ。

MacBookと比較してもYOGA BOOKの薄さが際立ちます。

右側面には……

電源ボタン、スピーカー、ボリュームボタン、イヤホンジャックを搭載。

手前側は少しくぼんでおり、開閉しやすくなっています。

よく見ると、マイクを2つ搭載。

左側面

給電用のMicro-USBポート、SIM・microSDカードスロット、micro HDMIポートと……

スピーカー

なお、今回のレビューに使ったWindows版はWi-Fiモデルなので、microSDカードのみ挿入可能。

一方のAndroid版はLTEモデルでした。そのため、microSDカードだけでなくSIMカードを挿入できます。

非常に特徴的なヒンジ部分。

3本のパイプが歯車でかみ合うようにして、ヒンジが開閉する仕組みになっています。

YOGA BOOKは10.1インチ(1920×1200)のIPS液晶ディスプレイを採用。ガラススクリーンのため、映り込みはあります。

ベゼル中央には200万画素のカメラを搭載。

YOGA BOOK最大の特徴が、フラットなタッチキーボードの「Halo(ハロ)キーボード」

暗い場所で見ると光っているのが分かります。

ハロキーボードはタッチセンサーを搭載しており物理キーボードのようにキーが沈み込むことはありません。ただし、音や振動によってタッチしたことを知らせる仕様になっています。

タッチパッドは中央の「○」を起点に操作します。2本指でのスクロール操作にも対応し、タッチパッドの両側にはマウスの左右ボタンに相当するキーが割り当てられています。

なお、ハロキーボードの右上にはタブレットスタイルにしたときに使う800万画素のカメラを搭載しています。

YOGA BOOKは一般的なノートPCスタイルの他に、キーボードを大きく開いてたてる「ウォッチ」スタイルや……

キーボードを360度折り返した「タブレット」スタイルで使うことが可能。フラットなハロキーボードなので、物理キーボードの場合よりもよりタブレットに近い使い勝手を実現しています。

さらにキーボードを180度開いた状態で、ハロキーボードをスタイラスペン対応のクリエイトパッド(デジタイザー)に変化させることも可能です。

◆使ってみた
・充電
YOGA BOOKはMicro-USBケーブルで充電します。

ちなみに、YOGA BOOK付属のACアダプターは2Aでの急速充電に対応しています。

・ディスプレイ
YOGA BOOKはフルHD(1920×1080)解像度のノートPCが多い中で、1920×1200のWUXGA解像度の10インチディスプレイを採用しています。しかし、デフォルト状態では150%に拡大されているため、GIGAZINEのトップページだと横に記事が4つしか入りません。

WUXGAで拡大なしで表示すると横に記事が5つ入ります。

縦向きにするとこんな感じで横に4つ記事が入りました。ただし、10インチディスプレイのWUXGA解像度では文字がかなり小さくなってしまうので、たしかにウェブブラウジングやWindowsアプリの利用はデフォルトの150%拡大の方が使い勝手は良さそうです。

・スペック&ベンチマーク
Windows版・Android版ともに、SoCがIntel Atom x5-Z8550(4コア1.44GHz)、4GBのLPDDR3メモリ、64GBストレージ、バッテリー容量が8500mAhという仕様です。

Windows版でエクスペリエンスインデックスを測定するとこんな感じ。グラフィックスは非力ですが、プロセッサやストレージはまずまずの性能です。

CrystalDiskMarkでストレージの速度を測定したところ、シーケンシャル・ランダム性能ともに一般的なSSDには及ばない性能でした。

なお、Android版でベンチマークアプリAntutuを測定すると9万点オーバーと、かなり快適に使えそうです。

・ハロキーボード
独特の操作性を持つハロキーボードを使って文字入力してみました。
Lenovo YOGA BOOKのHaloキーボードでタイピングしてみた - YouTube

ハロキーボードはフラットなので、ブラインドタッチすることはほぼ不可能。手元のキーを確認しつつキー入力することになります。打鍵感はなくブラインドタッチも困難なので、ハロキーボードで長文を打ち込むのは無謀と言えそう。キー入力を重視するならば素直にBluetooth接続の物理キーボードを使うべきです。
ただし、一般的なソフトウェアキーボードに比べるとはるかにタイプしやすいため、検索フレーズやログイン情報を入力する様な場面では、ハロキーボードは十分使えるツールになりそうです。

なお、デフォルト状態ではタッチトーン・振動ともにONになっており、音と振動でタイプしたことを教えてくれます。ただし、微妙に遅れる振動と、明らかにキー操作が完了してから鳴るタッチトーンは好みが分かれそう。個人的にはタッチトーン・振動ともにOFFにする方が打ちやすいと感じました。
タッチトーンや振動の設定は、C:\Program Files\Lenovoにある「ControlApp」で変更できます。

・クリエイトパッド&リアルペン
ハロキーボードは、右上の切り替えボタンを押すことで……

ライトが消灯してクリエイトパッドに切り替わります。

デジタイザーなので付属のペン(ワコム製の「リアルペン」)をクリエイトパッドに近づけると画面にカーソルが現れます。

2048段階の筆圧を検知できるリアルペンで、Microsoft Edgeで文字を書き込む様子は以下のムービーで確認できます。
Lenovo YOGA BOOKの「REAL PEN」でMicrosoft Edgeに文字を書き込んでみる - YouTube

・BOOK Pad
YOGA BOOKには「BOOK Pad」という専用のノート(YOGA BOOK用紙)が付属しています。

中身は切り取り線の入ったノートです。

ノートにはパンチ穴が空いており、上部のマグネット入りの折り返しで固定されています。

リアルペンのペン先を、付属のインク芯に変更すれば、BOOK Padに書き込んだ内容を即座にデジタル化できる仕組みです。

ちなみにペン先の交換はペンのキャップを使って行います。

BOOK Padはマグネット式でクリエイトパッドにしっかりと固定可能。

BOOK Padとインク芯を使ってノートに書き込んだ文字がリアルタイムでデジタル化される様子は以下のムービーで確認できます。なお、ムービーではAndroid版YOGA BOOKでプリインストールされていた「Note Saver」というアプリを使用しています。
Lenovo YOGA BOOKのBOOK Padを使ってノートの書き込みを速デジタル化する様子 - YouTube

ノートに書き込んだ文字は、ほぼリアルタイムでデジタル化されました。ノートには書き込み可能な補助ラインがうっすら書かれてあり、そのラインを超えた文字は記録されないので注意が必要です。

専用ノートのYOGA BOOK用紙は15枚つづりで1080円(税込)と比較的高価なので、パンチ穴に合わせて自作するのも良さそうです。コピー用紙で試したところ、30枚重ねた厚みでも問題なくペンは反応するので、例えば「授業のノートをルースリーフに取りながら、即座にデジタル化する」というような使い方は十分可能です。
・カメラ
YOGA BOOKのハロキーボードに搭載する800万画素のリアカメラで撮影するとこんな感じ。解像感も十分で、ちょっとしたメモがわりの撮影に十分耐えられる画質で写真撮影できます。

激薄・軽量なYOGA BOOKは常にカバンに入れておけるモバイル性を持っています。ちょっとしたメモを簡単にデジタル化できるので、常に携帯してアイデア帳代わりに使ったり、ワコム製のリアルペンを使って本格的なお絵描きツールとして活用したりなど、さまざまな用途に活用できる使いこなしがいのある2in1端末と言えそうです。
YOGA BOOKはWindows版(Wi-Fi)が5万2800円(税別)、Windows版(LTE)が5万9800円(税別)、Android版(Wi-Fi)が3万9800円(税別)、Android版(LTE)が4万4800円(税別)となっています。
・関連記事
激安なのに重量約1kg&激薄ボディのXiaomi初ノートPC「Mi Notebook Air」の使い方まとめ - GIGAZINE
世界最軽量の15.6インチノートPC「LG gram」はどんな感じなのか実機レビュー - GIGAZINE
キーボード着脱2in1スタイルに独自水冷をぶち込んでファンレス&無音で第6世代Intel Core「Skylake」を動かせるAcer「Switch Alpha 12」 - GIGAZINE
「うん。欲しい」とクリエイターをうならせるVAIOのモンスタータブレットPC「VAIO Z Canvas」でお絵かきするとこうなる - GIGAZINE
マルチタッチ対応でお絵かきできる13インチの液晶タブレット「Cintiq 13 HD Touch」を使ってみました - GIGAZINE
ワコム製のiPad用筆圧対応スタイラスペン「Intuos Creative Stylus 2」使用レビュー - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in レビュー, ハードウェア, 動画, Posted by darkhorse_log
You can read the machine translated English article Instantly digitize content written on no….