シー・シェパードが秘密兵器を搭載し日本の捕鯨を妨害する高速船「オーシャン・ウォリアー」公開

2005年から捕鯨妨害を開始し日本の捕鯨船に攻撃を仕掛けるなど武力を行使した抗議活動で知られる反捕鯨団体のシー・シェパードが、新しい高速船「オーシャン・ウォリアー」を公開しました。オーシャン・ウォリアーには捕鯨活動を妨害するための秘密兵器が搭載されています。

以下のムービーからはオーシャン・ウォリアーの進水式の様子を確認できます。

Ocean Warrior Launch / Tewaterlating Ocean Warrior - YouTube


サイレンのような音が鳴り響く中、ゴゴゴゴと倉庫の扉が開いていきます。

船を支えていた組み立て台を取り外し……

船は出発。

これがシー・シェパードの新型高速船のオーシャン・ウォリアーで、全長は54m・最高速度は時速約25ノット(時速約46.3km)あり、ヘリパッドを搭載。また、捕鯨を妨害するための秘密兵器「放水砲」を装備しています。

シー・シェパードのCEOであるアレックス・コーネリーゼン氏(左)は新しい高速船の完成に興奮を抑えきれない様子。なお、コーネリーゼン氏は和歌山県太地町のイルカ漁に対する威力業務妨害で立件されたり、南極海の調査捕鯨妨害において妨害船の船長を務めたりといった経歴の持ち主です。

高速船の先端には「OCEAN WARRIOR」とプリントされています。

オーシャン・ウォリアーはイギリス・オランダ・スウェーデンの宝くじ団体から830万ユーロ(約9億5000万円)の寄付を受けて作られました。建造したのはオランダの造船会社とのこと。

いよいよオランダのアムステルダムにある港に到着。

高速船の後部から進水していきます。

記事作成現在、オーシャン・ウォリアーはアムステルダムの港からオーストラリアに向けて出航中。2016年12月に南極海で実施予定の反捕鯨活動・ネメシス作戦で使用されるとのことです。

シー・シェパードは出航前にオーシャン・ウォリアーの無料ツアーを実施。Facebookで大々的に告知していました。

無料ツアーにはシー・シェパードの支援者が大勢駆けつけました。ツアーではグッズなども販売していたとのこと。

無料ツアーの終了後にはボランティア・寄付などの支援に対するお礼を投稿。

シー・シェパードはTwitterでもオーシャン・ウォリアーや無料ツアーを告知していました。

女優でモデルのサラ・ピータース氏も無料ツアーに参加しており、その様子をツイートしています。

この参加者はオーシャン・ウォリアーの写真を「fortheoceans(海のために)」というハッシュタグ付きでツイート。

これはオーシャン・ウォリアーのプロモーションムービーです。

なお、シー・シェパードはオーシャン・ウォリアーが日本の捕鯨船や他の国の捕鯨船を妨害する目的で作られたことをツイートで明言しています。