メモ

日本の調査捕鯨が打ち切り決定、シー・シェパードの妨害活動を受けて


1987年に開始され、近年は反捕鯨団体「シー・シェパード」によるテロまがいの妨害活動を受けていた日本の調査捕鯨ですが、妨害活動の活発化を受けて打ち切りが決定しました。

昨年は日本の調査捕鯨船「第2昭南丸」に体当たりを行った当時最新の妨害専用船「Ady Gil(アディ・ギル)号」が大破するなどしていましたが、今年は日本の調査捕鯨船側の被害も大きく、乗組員などの安全を考えた結果の措置であるとされています。

なお、上記画像はシー・シェパードの最新型妨害船「Gojira(ゴジラ)号」です。

詳細は以下から。
調査捕鯨:妨害受け打ち切り 予定1カ月残し - 毎日jp(毎日新聞)

asahi.com(朝日新聞社):調査捕鯨打ち切り シー・シェパード妨害で 農水相表明 - 社会

今季の調査捕鯨を中止、切りあげ…反捕鯨妨害で : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

シー・シェパードの妨害で調査捕鯨中止 鹿野農水相「乗組員の生命守る」  - MSN産経ニュース

毎日新聞社や朝日新聞社、読売新聞社、産経新聞社の報道によると、南極海で実施している調査捕鯨について、鹿野道彦農林水産相が本日の閣議後に行われた記者会見で調査捕鯨船団(4隻)を帰国させることを表明したそうです。


これは「シー・シェパード」による妨害活動で捕鯨が不可能になったためで、農林水産相は「妨害活動は断じて許されるものではないが、船舶の安全と乗務員の生命・財産を脅かす危険があり、やむをえず決断した。無事の帰国を願っている」と述べており、指示を受けた調査捕鯨船団は帰国を始めたとのこと。

なお、今期の調査捕鯨船団に対する妨害活動は1月上旬に始まり、2月9日にはオーストラリア船籍の抗議船「ゴジラ号」が船団の母船「日新丸」に異常接近して発射した発煙筒や発光弾、発火した落下傘信号弾などで日新丸の甲板の一部が焼けるなどの被害が出ており、日本政府はシー・シェパードの活動拠点であるオーストラリアに被害届を出しています。

ちなみに1987年に調査捕鯨が開始されて以来、途中での打ち切りは船団で火災が起きた1999年のみで、妨害が原因とした打ち切りは今回が初。来季の調査捕鯨について農林水産相は「総合的に判断しなければならない」としています。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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