AI搭載の自律型ロボ&スマホアプリを駆使するリアルタイム戦略ボードゲーム「CODE HORIZON」
紀元前5000年頃から続いているボードゲームには、囲碁・チェス・将棋などの現代でも楽しまれている有名なものから、「カタンの開拓者たち」のような近年になって登場し世界中に広まったものまでさまざま。そんなボードゲームの新しい形として登場したのが「CODE HORIZON」で、人工知能(AI)搭載の自律型ロボット「ヴァルキリーローバー(VRO)」とスマートフォンアプリを連携させて遊ぶ、というIT関連技術が発展した現代ならではのボードゲームになっています。
CODE HORIZON
http://codehorizon.io/jp/
「CODE HORIZON」は東京ゲームショウ2016のMIRAブース(7-S03)に展示されています。
これがCODE HORIZON。自律型ロボットのVROと専用アプリを使って遊ぶ新しいボードゲームです。
複数枚の盤面を敷き、この上にVROを3体ずつ置いて対戦します。
CODE HORIZONで使用するVROは、手のひらに載せるとこれくらいのサイズ。
VROはスマートフォンとBluetooth接続して使用し、専用アプリからVROに戦術コマンドを送ったり、VROをマップのどこに移動させるかを指示したりできます。VROはそれらの指示に従って移動しますが、詳細な指示がなければAIにより戦術コマンドに沿った行動をとるようになっているそうです。
VROは白色のクリアパーツ部分にLEDが搭載されており、発光する色で自分のVROなのか敵のVROなのかを見分けることができるようになっています。
裏面はこんな感じで至ってシンプル。
側面
背面
ここをパカリと開くとMicro-USB端子があるので、ここからVROを充電可能となっています。
充電時の様子はこんな感じです。
VROがどうやってマップ上をユーザーの指示通りに移動するのかというと、その秘密はゲームで使用する盤面にあります。この盤面にはバーコードが埋め込まれており、これをVROが読み取ることでマップのどこに自分が位置しているのかをVROが自分で判別できるようになっているわけです。なお、この盤面には平地・森林・山岳・沼地といった4つの地形が存在し、VROの燃費が悪くなったり攻撃力や防御力が変動したりと地形による特性が存在するのもポイント。
CODE HORIZONの勝利条件は3つあります。1つ目が「敵VROを全て殲滅すること」、2つ目が「リーダー機の破壊(ただし、敵にはどのVROがリーダー機かは分からない)」、3つ目は「プラントの占拠」です。
これがプラント。
CODE HORIZONの公式紹介ムービーは以下から見ることが可能。
CODE HORIZON 紹介動画 (Short.ver) - YouTube
なお、VROはガンプラやミニ四駆のように独自のカスタムが行えるように進化していく予定とのこと。
MIRAブースではカスタム例が3つ用意されており、それが以下の通り。
また、VROを自由に塗装してもOK。以下は漆塗り職人に塗装してもらったというもの。
東京ゲームショウ2016の展示ブースでは専用アプリの展示がなく実際にゲームをプレイしている様子を見ることはできなかったのですが、VROが自動でマップ上を動き回る様子を見ることは可能です。
発売予定のスターターキットのパッケージはこんな感じ。スターターキットにはVROが6体とプレイマップとなる盤面16枚、さらにはVROとスマートフォンの接続設定をするためのアイテムなどもセットになっています。
CODE HORIZONのスターターキットにはマップ用の盤面が16枚セットになっていますが、プレイ時はこれを好きな枚数使用すればOK。また、ゲームは2陣営での戦いになりますが、チーム戦を行うことも可能だそうです。
なお、CODE HORIZONは12月発売予定となっています。
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