最もバッテリーが長持ちするブラウザは?Microsoftがバッテリー消費テスト・第2ラウンド実施
2016年6月にChromeがノートPCのバッテリーを最も減らすブラウザであるということを明らかにしていたMicrosoftは、Windows 10の登場から1周年の際にリリースされた「Anniversary Update」を搭載したSurface Bookで再びブラウザ比較を実施しています。
Microsoft Edge now gets even more out of your battery | Windows Experience Blog
https://blogs.windows.com/windowsexperience/2016/09/15/edge-battery-anniversary-update/#oXWp9MLrxrhEckBm.97
テストでは、4台のSurface BookにそれぞれFirefox、Edge、Chrome、Operaのブラウザをインストールし、同じタイミングでNetflixのストリーミング動画を再生スタート。バッテリーを使い切ってシャットダウンするまでの時間が比較されています。
Microsoft Edge Experiment: Battery Life Windows 10 Anniversary Update Round 1 - YouTube
4台のSurface Bookを用意してテストはスタート。なお、Netflixの動画はEdgeの場合のみ1080p画質で、残る3つは720pでの再生。つまり、Edge搭載マシンはさらに高いスペックが求められるというわけです。
テストでは、バッテリーをフル充電にした状態から同時に電源を切ってバッテリー駆動に切り替え、Netflixの再生をスタート。3時間が過ぎた時点ではどのブラウザも再生できていますが……
最初に脱落したのはFirefox。タイムは5時間11分34秒。
次に脱落したのはChromeで、6時間3分54秒でシャットダウン。
そしてOperaが7時間8分58秒で終了して……
最後まで再生を続けていたEdgeは、8時間47分6秒でバッテリーを使い切るという結果に。
この結果を比較すると以下のようになり、EdgeはFirefoxに比べて69%、Chrome比で45%、Operaと比べても23%もバッテリーが長く使えることが判明したとのこと。
Firefox 48:5時間11分34秒 (312分)
Chrome 53:6時間3分54秒 (364分)
Opera 39:7時間8分58秒 (429分)
Microsoft Edge:8時間47分6秒 (527分)
この結果は、Windows 10のAnniversary Updateによるところも少なくない模様。OSのアップデートにより、Edgeの消費電力は12%削減されていることからも、今回の長時間駆動につながっているようです。
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