新型iPhoneにデュアルレンズカメラ搭載&ヘッドホンジャック廃止の可能性が高まる
今秋にも発表される見込みの新型iPhoneについては、さまざまなウワサが飛び交っていますが、新たにBloombergが信頼できる情報筋から得た情報から、新型iPhoneはデュアルレンズカメラ搭載&ヘッドホンジャックが廃止されている可能性が高いことを伝えています。
New iPhone to Have Dual Camera but No Headphone Jack - Bloomberg
http://www.bloomberg.com/news/articles/2016-08-08/new-iphone-said-to-have-dual-camera-pressure-sensitive-button
Bloombergによると、新型iPhoneは「カメラの性能がアップし、デザインは前端末と似ているもののハードウェア的にもアップグレードされる」見通し。匿名の情報元によると、最も大きな変更点はカメラがデュアルレンズになったことで、それに加えて、ホームボタンを押した時の手応えが「クリック」ではなく「振動」になっていること、ヘッドホンジャックが削除されていることなどが変更点として挙げられています。
「iPhoneのカメラがデュアルレンズになる」というウワサはこれまでにも流れており、2016年5月に新型iPhoneと思われる写真がリークされた際の記事が以下のもの。
「iPhone 7 Plus」はデュアルレンズカメラ&3GBメモリ&Smart Connector搭載か - GIGAZINE
リークされた画像がコレ。本体背面の左上に2つのカメラレンズが確認できます。
過去には「iPhone 7 Plusは光学3倍ズームのデュアルレンズカメラを搭載する」という予測もありましたが、この時の見方は「設計的な制約により光学ズーム機能は制限されることになるだろう」というものでした。
実際に新型iPhoneのプロトタイプを使用した人によると、デュアルレンズカメラは「より詳細で明るい写真が撮れる」とのこと。2つのカメラのセンサーはそれぞれ別の色彩で写真を収め、2つを合成して一枚の写真を作り出すそうです。この方法によって、暗い場所でもよりシャープな写真が撮れる仕組みです。さらに、これまでは写真撮影時にズームをすると写真の仕上がりが粗くなってしまいましたが、デュアルレンズカメラによってズーム写真もはっきりと撮影可能。
新型iPhoneのホームボタンについては、MacBookのタッチパッドに使われている感圧システムと似たような技術を搭載しており、物理的に「クリック」するのではなく、力のかけ具合に反応するようになっているとのこと。
また、ハードウェアの大きな変化の1つとして挙げられるのがヘッドホンジャックの廃止。新型iPhoneにおいて、イヤホンの接続や充電はBluetoothやチャージングポートによって行われるようになり、この変化によって1つの端末で複数人がイヤホンを通して音楽を聴けるようになるわけです。
iPhoneの売上げはAppleにとって大きな収入源ですが、近年では販売台数が減少傾向にあります。2016年7月末に発表された調査では、新型iPhone 7のデザインが既存端末と変わらない場合、アップグレードするユーザーは10%であることが判明しています。新型iPhoneの変更点がこれらユーザーにどのように響くのかが気になるところ。
新型iPhone 7のデザインが既存端末と変わらない場合、アップグレードするユーザーは10% - GIGAZINE
なお、新型iPhoneのサイズは前端末と同じ4.7インチおよび5.5インチのディスプレイサイズになる見込みですが、2016年5月の時点では「デュアルレンズカメラは5.5インチiPhoneにのみ搭載される」と予測されています。
・関連記事
新型iPhone 7のデザインが既存端末と変わらない場合、アップグレードするユーザーは10% - GIGAZINE
新型iPhoneの情報を次々とリークする人物が情報ソースや新型iPhoneについて語る - GIGAZINE
新型「iPhone 7」のデザインはiPhone 6系統と大きく変わらない可能性が大 - GIGAZINE
「iPhone 7 Plus」はデュアルレンズカメラ&3GBメモリ&Smart Connector搭載か - GIGAZINE
Appleが「画面に触れなくても操作できるスタイラスペン」と「左利き対応のiOSインターフェース」の特許を取得 - GIGAZINE
Appleが音楽ライブの撮影・録画を禁止できる赤外線カメラシステムの特許を取得 - GIGAZINE
・関連コンテンツ