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VRポルノの撮影現場に潜入、VRポルノはこうやって作る


すでに発売されているOculus RiftHTC Vive、2016年10月13日に発売されるPlayStation VRなど、2016年は今までと全く異なる映像体験をもたらすVRヘッドセットが多数登場し、さまざまなゲームや映像コンテンツが作られています。VR向けの映像コンテンツとして最も注目が高いといっても過言ではないのが、圧倒的没入感でエロスの世界を体験できるVRポルノです。そのVRポルノは一体どのように撮影されているのか、撮影の舞台裏にWiredが迫っています。

How to Make VR Porn | OOO with Brent Rose - YouTube


VRポルノの撮影を体験するのはブレント・ローズさん。現場を見せてもらう前に、まずはVRポルノを鑑賞してみることに。


ローズさんが見ている映像は目の前にいる女性の服を脱がしていくもの。ただし、これは360度ではなく180度ムービーです。


撮影現場を見せてくれるのは、ポルノでもSM系のコンテンツに力を入れているKink.com。ポストプロダクションのディレクターであるカワイさんによれば、Kink.comは180度のVRポルノの撮影から始めて、記事作成現在は220度の映像を制作中とのこと。


なぜ180度ムービーからスタートさせたかと言うと、カメラの前には女優が映っていますが……


その背後にはスタッフがいるから。360度にしてしまうと全てが映り込んでしまうため、まずは180度ムービーから始めて、徐々に視野角を増やしていくことにしたそうです。VRというのは全く新しい映像コンテンツのため、撮影は手探り状態で進んでいます。


VRポルノの撮影で気をつけないといけないのが、カメラと演者の位置関係。撮影前には入念なリハーサルが行われ、ユーザーが本当にポルノの中にいるかのように感じられる視点にカメラを配置させます。


ローズさんはKink.comが現在制作中の220度VRポルノを体験中。女性がローズさんの股間あたりに顔を近づけてゴソゴソしているようで、ローズさんは「おお……」という生々しい声をあげています。


監督兼プロデューサーのファイブスターさんによると、VRポルノの撮影で気をつけているのはなるべくカットせずに長回しをすること。カットが入るとどうしても、リアリティが薄れてしまうため、没入感を出すには長回しを多用する必要があります。


今回の撮影に協力してくれるポルノ女優のエラ・ノヴァさんとベラ・ロッシさん。2人によれば、ポルノとVRポルノの撮影で異なるのは女優と男優との距離で、通常のポルノであれば密着するほど近づきますが、VRポルノでは近寄らずに一定の距離を開けるとのこと。


「自分が出演しているVRポルノを見たときはものすごく興奮した」と話すノヴァさん。ノヴァさんは「ポルノはもっともっとインタラクティブでパーソナルなものになっていく」と未来のポルノについて語っていました。


監督や女優とのインタビューが終わったら、いよいよ撮影へ。今回の撮影ではKink.comにとって初めてとなる360度VRポルノに挑戦します。撮影はGoProを7台使って行われました。


女優はノヴァさんとロッシさんが、男優はなんとローズさんがやることに。ただし、3人は本当に裸になるのではなく、360度ポルノはこういう風に撮影するというのがわかる位のライトな映像の撮影を行います。


監督から「カメラからは1m以上離れてくださいね」という注意があった後に、いよいよ撮影スタート。椅子に座ったローズさんのもとにロッシさんが近づいていきます。


ロッシさんは甘い言葉をかけながらローズさんをいじめ始めました。


2人の美女にスリスリ触られ言葉責めを受けながら「どうしたらいいかわからない」という表情を浮かべるローズさん。


GoProの映像はこんな感じです。


次はローズさん視点での撮影です。頭の上にくるようにカメラを配置して撮影スタート。ローズさんが頭をうごかしたり、前のめりになったりするのは、レンズを遮ることになるのでNGです。


「やあ彼女たち、ピザはどうだい?スペシャルなソーセージもついてくるよ」


2人は「ピザなんかいらないわ」とピザの箱を投げ捨て……


とがったSM用の道具を取り出しました。


「痛い!痛い!」と叫ぶローズさんは頭を動かしてしまわないように頑張っています。女優の2人は「だんだん気持ちよくなってきたでしょう?」とセクシーな言葉を投げかけます。


最後はローズさんが「俺と結婚してくれ!」と叫んで撮影は終了。


撮影の後に待っているのは編集作業です。


技術的なことに関する説明はほとんどありませんでしたが、GoProで撮影した魚眼ムービーを……


ソフトウェアを使って長方形のドームのような映像にマッピングして、VRヘッドセットで視聴できる映像を作っていくそうです。ムービーを見る限り、編集中の映像は180度ポルノであり、360度ポルノの編集についても語って欲しかったところ。


「今年のクリスマスプレゼントはコレで決まりだな」と満足げなローズさんでした。

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in ハードウェア,   動画,   Posted by darkhorse_log

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