ハードウェア

全世界のPC出荷量は9.6%もの低下をマーク、2007年水準の低調な結果に落ち込んでいることが判明

By Intel Free Press

2016年第一四半期のPCの出荷台数が公表され、全世界的な落ち込みを見せていることが判明しました。発表された数値は前年同時期に比べて9.6%と大きく落ち込んでおり、出荷台数そのものも2007年の同時期レベルに匹敵する低水準であることが分かっています。

Gartner Says Worldwide PC Shipments Declined 9.6 Percent in First Quarter of 2016
http://www.gartner.com/newsroom/id/3280626

PC Shipment Decline Continued in First Quarter as Expected, with Hopes for Improvement Depending on Commercial Replacements & Economic Stability, According to IDC - prUS41176916
http://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prUS41176916

Gartner and IDC agree that PC shipments took a dive in Q1 2016, the worst one since 2007
http://www.neowin.net/news/gartner-and-idc-agree-that-pc-shipments-took-a-dive-in-q1-2016-the-worst-one-since-2007

出荷台数をまとめた調査・アドバイザリー企業のGartnerによると、2016年1月から3月の期間で出荷されたPCは全世界で約6480万台となっており、1年前の同時期の数値である約7170万台に比較して約690万台の減少を見せているとのこと。以下の表ではHPが9%と大きく落ち込みを見せているのに続いてLenovoの7.2%の減少が目立っています。一方で、AsusとAppleはプラスを示しているのが興味深いところ。しかし、Others(その他)が18.4%という大きな落ち込みを見せていることから分かるように、メジャーなブランド以外で大きな落ち込みが発生しているのが全世界的な出荷台数の減少に大きな影響を与えていると言えそうです。


また、市場調査会社のIDC(International Data Corporation)ではSurfaceやiPadなど「デタッチャブル型」の機種を含めない統計を発表しています。その内容をまとめた以下の表によると、同時期の出荷台数は約6060万台となっており、前年同期の約6850万台に比べて11.5%という落ち込みをマーク。Gartnerの結果と同じく、HPとLenovoの落ち込みが目立つ結果となっていますが、こちらの統計ではAppleやAsusもマイナスをマークしているのが興味深いところ。両社の成長はタブレット型端末によって支えられていることを伺わせる内容となっています。


メーカー別のシェアの推移を示したグラフだとこんな感じ。Lenovo(紫)とHP(ベージュ)のトップ2が前四半期から落ち込みを見せていることがわかります。


2社の統計からは、HPとLenovoの苦戦が決定的なものとして見えてきます。また、AppleとAsusはマイナス成長にギリギリもしくは片足を突っ込んでいる状態であることも見てとれます。2016年は第2四半期に入ったところですが、次の指標がどのようなものになるか興味深いところです。

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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