Nexus 5Xのパフォーマンスや安定性向上をGoogleの中の人が確約＆公式サイトでセール中

By TechStage

GoogleのAndroid 6.0 Marshmallowを搭載したスマートフォン「Nexus 5X」はGoogleとLGが開発した端末で、他のNexusシリーズと同様にAndroidの最新版を最速で使えるというのが1つの売りになっています。そのNexus 5Xがパフォーマンスや安定性を3月のアップデートで向上させることをGoogleの中の人が明らかにしました。

OTA update for Nexus 5X : nexus5x
https://www.reddit.com/r/nexus5x/comments/49jwbs/ota_update_for_nexus_5x/

Dashboards | Android Developers
http://developer.android.com/about/dashboards/index.html

Six months in, Google’s apps still don’t fully support iOS 9 | Ars Technica
http://arstechnica.com/apple/2016/03/six-months-in-googles-apps-still-dont-fully-support-ios-9/

Nexus 5X - 指紋スキャナ - LG - Nexus - Android スマートフォン - Google ストア
https://store.google.com/product/nexus_5x

Nexus 5Xの最新アップデートのファクトリーイメージのダウンロードリンクがGoogleの開発者向けサイト「Google Developers」で2016年3月8日に公開されたことを受け、GoogleコミュニティマネージャーがRedditのNexus 5X専門スレッドに降臨してアップデートの内容を明かしました。

このアップデートの配布は2016年3月9日にスタートしており、コミュニティマネージャーは「アップデートにより、複数のバグが修正され、安定性・接続性・パフォーマンスが向上する」と宣言しました。コミュニティマネージャーが明かしたことに対して、コメント欄には「起動に時間がかかったり、フリーズしたりするカメラのパフォーマンスを改善してほしい」「カメラが不安定すぎる」と、カメラの改善を促す声が多数投稿されています。

Googleの中の人が自ら「安定性・接続性・パフォーマンスの改善」を約束したことで、3月のアップデートは単なるセキュリティアップデートとは違ったものになりそうです。

Nexus 5Xに搭載されている最新OSのAndroid 6.0 Marshmallowですが、使用率で見るとかなりの苦戦を強いられています。2015年10月のリリースから約5カ月を経過した2016年3月時点での使用率は2.3％で、これは全バージョンの中で下から3番目。最も使用されているのはAndroid 4.4 KitKatで34.3％となっています。とはいえ、Android 6.0 Marshmallowの使用率はバージョン2.3.3-2.3.7のGingerbreadよりも低い割合ですが、リリースから3カ月後の時には0.7％しかなかったので、増加傾向にあるのは間違いありません。

また、Googleのソフトウェア関連ではiOSユーザーからも要望が挙がっているとのこと。GoogleはモバイルOSのシェアを争うiOS向けにもアプリを多くリリースしており、AndroidでもiOSでも同じアプリを使用することができるのですが、iOSのユーザーからはGoogleのアプリがiOS 9の最新機能に対応するのが遅いという声が挙がっています。Apple関連メディアのMacStoriesは、GoogleのソフトウェアはiPadのマルチタスク機能に対応していなかったり、3月8日のアップデートで解消されたもののiPad Proの解像度を長きにわたってサポートしていなかったりなど、iOSへの対応が後手に回っているという見方を示しています。

なお、最新バージョンへの移行がスムーズに進んでいない感があるAndroid 6.0 Marshmallowですが、Nexus 5Xは3月のアップデートで機能が改善されるということなので期待したいところです。なお、Google PlayではNexus 5Xのセールを行っており、通常価格から6050円オフになった税込4万6250円(16GB)、5万350円(32GB)で購入可能です。