30億円をかけた月面探査機コンテスト「GLXP」に参戦するチームの戦いをJ.J.エイブラムスが描く「Moon Shot」のトレーラーが公開される
GoogleとXPRIZE財団の協賛で、民間のロボット探査機を月面に降り立たせて、指定された場所から高解像度のムービーや写真を地球に送信するなどのミッションのクリアを競うコンテストが「Google Lunar XPRIZE(GLXP)」です。2017年のコンテスト終了に向けて、競争に加わる参加者たちの活動を描くドキュメンタリームービー「Moon Shot」の公式トレーラーが公開されました。Moon Shotの制作責任者はスターウォーズ/フォースの覚醒のJ.J.エイブラムスがつとめています。
Moon Shot | Official Trailer | Google Lunar XPRIZE - YouTube
ハンマーを振り下ろす男性。
ハンマーで金属の物体を打ち付けるシーンが交錯します。
「いいぞ」
何やら巨大な物体を作っている模様。
「GLXPとは運命の出会いでした」
電子工作の作業中。
「限られた予算で月面着陸を目指しています」
「多くの人は毎日夜空を眺めては『あれはNASAの仕事さ』と言います」
「自分でできる仕事じゃない、と」
「でも、自分でもできるのです」
参加者チームは、みな独自の月面探査機を開発しています。
3000万ドル(約34億円)をかけた月へのレース。
ある女性は「能力を示す絶好のチャンスでした」と話し……
ある男性は「月に行くということは可能性を示す象徴なのです」と語り……
また、ある女性は「壮大な計画に参加できて最高の気分です」と話します。
それぞれの思いは、開発中のロボット探査機に託されます。
空を眺める男性。
視線の先は「月」
「チャレンジは未来への第一歩なのです」
さまざまな形の探査車。
勝つのはどのチームとロボット探査機なのか。
「想像できることは実現できる」
「失敗を恐れることはない」
「月面着陸とは実に面白い計画だよ」
それぞれのチームの戦いを描く「MOON SHOT」は、9つのドキュメンタリームービーで構成されるとのこと。この一連のシリーズは、2016年3月15日にGoogle Playで、3月17日にYouTubeのGoogle Lunar XPRIZEチャンネルで公開されます。
なお、GLXPには、日本からHAKUTOが参戦中。2015年1月にはXPRIZE財団とGoogleによる「モビリティサブシステム中間賞」を受賞するなど、コンテストでの活躍が大いに期待されます。
Google Lunar XPRIZEとは | HAKUTO
http://team-hakuto.jp/glxp/
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