スマホでリアル世界をFPSの戦場に変える未来のゲーム「Father.IO」が登場

FPSとはファーストパーソン・シューティングゲームの略語で、プレイヤー視点でゲームの世界を移動し、主に銃や剣といった武器を使うアクションゲームのことです。そのFPSをスマートフォンで現実世界に再現するのが「Father.IO」というゲームで、実際に現実の世界を動きながら敵と戦うという近未来的なゲームになっています。
father.io: first real life massive multiplayer FPS | Indiegogo
https://www.indiegogo.com/projects/father-io-first-real-life-massive-multiplayer-fps--2#/
Father.IOがどのようなゲームかは以下のムービーを見ると理解できるはずです。
Father.IO - YouTube
ベンチに座る2人の男性。右側の男性のスマートフォンに「Father.IO」から「バトル開始まで1分。準備せよ!」というメッセージが送られてきました。

目を見合わせる男性2人。

次の瞬間右側にいた男性が、隣の男性のキャップを手で払いのけダッシュ。

近くにいたビジネスマン風の男性のスマートフォンには「200m先のミーティングポイントにいけ」という指示が送られてきました。一体どういうことなのでしょうか。

映し出されたのはPCで地図を確認する男性。

バトルは「HUMANS」と……

「EVOLVED」の4人1組の2チームにわかれて行われます。

プレイヤーたちは、光を放つデバイスをスマートフォンにセット。

プレイヤーがセットしたのは「インセプター」というデバイスで、6つのセンサーを搭載。これをスマートフォンに装着すると……

スマートフォンのカメラでFPSをプレイできるというわけです。

隠れるHUMANSを……

EVOLVEDのメンバーが発見。

一斉に飛び出して撃ちまくります。

スマートフォンでゲームをプレイするような感覚で弾を発射。

プレイヤーは撃たれてしまっても、リアル世界で死ぬことはなく、ゲームの世界で「ELIMINATED(排除済み)」と表示されるだけ。排除されてしまったらゲームから離脱します。

2人を失って、残り2人になったHUMANS。

そこへ、PCのモニターを見ていた男性から「ここに隠れて……そして空を見てみて」とメッセージが入ってきました。

空を見上げると……

そこには1台のドローンの姿がありました。

操作するのはPCで参加していた男性。VRヘッドセットを頭に付けて操縦しています。

この男性の役割はチームを助けたり、ドローンで敵を攻撃したりするコマンダーというもの。ドローンからレーザーを撃ち込んで敵を倒していきます。

ドローンは敵を1人倒したものの、狙撃されて沈黙。

ドローンが守ってくれている間に1人の仲間が加わったHUMANS。

しかし、HUMANSがやってきたのは行き止まり。

EVOLVEDがHUMANSの隠れている場所へやってきました。

すると、EVOLVEDの背後で段ボールから男性が登場。この男性はバトルの序盤で「ミーティングポイントへ行け」と指示を受けたビジネスマンです。

ビジネスマンはスナイパーライフルでHUMANSを狙い撃ち。

しかし、画面右上に「背後に気をつけろ!」というメッセージが表示されます。

不思議そうにスマートフォンを見つめる男性。

すると、庭師の男性が突然スマートフォンでビジネスマンを襲撃。庭師はHUMANSの一員だった模様。

この隙を狙って隠れていたHUMANSがEVOLVEDに襲いかかります。

EVOLVEDのメンバーを1人撃破。

物陰から別のプレイヤーも参戦。

しかし、EVOLVEDのメンバーも応戦し……

あえなく2人とも死亡しました。

生き残ったのは最初に登場した男性と……

キャップをかぶった男性。

見つめ合っていた瞬間に、キャップの男性が一瞬でスマートフォンを構えて発射。

こちらの男性も反撃しますが……

HUMANSの方が一瞬早かった模様。

軍配はHUMANSに上がりました。

コマンダー役の男性も満足そうです。

というように、現実世界をFPSの戦場に変えてしまうのが「Father.IO」です。

Father.IOには「INFILTARATOR」「ENGINEER」「ASSAULT」「HACKER」「COMMANDER」などさまざまなクラスがあります。

また、マシンガンやスナイパーライフルの他にも「地雷」といったユニークな武器も登場。クラスや武器は、たくさんプレイしてスコアを上げるとアンロックされるようです。

Father.IOは学校やビジネスエリア、公園などなど、世界中に散らばった1200万カ所の場所をバトルエリアとして使用する予定。プレイできるモードにはSNSを使って友人や近くにいる人たちを招待してバトルを繰り広げる「クイックマッチモード」が搭載されるとのことです。

Father.IOは本格的なリリースに向けてクラウドファンディングサイトのIndiegogoで出資を募集中。記事作成時点では目標金額の5万ドル(約560万円)を突破する出資を集めており、製品化はほぼ確実とみられます。20ドル(約2200円)の出資で、Father.IOのインセプターを1台とiOS/AndroidのFather.IO専用アプリをゲット可能。ただし、日本への配送は行っていません。本格的なリリース後には、日本語への対応にも期待したいところです。
father.io: first real life massive multiplayer FPS | Indiegogo
https://www.indiegogo.com/projects/father-io-first-real-life-massive-multiplayer-fps--2#/

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