「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でドクが過激派相手に核燃料を手に入れるまでを描く「1.21 Gigawatts」予告編
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の、タイムマシンに改造されたデロリアンの動力として、第1作目に出てくるのがプルトニウムです。一体、ドクはどうやってプルトニウムを入手したのか、そのエピソードを追った「1.21 Gigawatts」という予告編ムービーが登場しました。
Back to the Future Prequel Trailer: 1.21 Gigawatts on Vimeo
2週間前にプルトニウムが盗まれたことが分かった、というテレビのニュース。
「1955年11月5日 天啓」
この日、ドクはトイレで転んで頭をぶつけ、次元転移装置の着想を得ました。
「1985年10月26日 タイムトラベル」
約30年後、タイムマシンとなったデロリアンが完成。タイムトラベル実験が行われました。
この間には、「1.21ギガワット」を探すお話が隠されていました……。
モスクのある町の風景
アメリカのパスポート
美しい女性が行っているのは……
搭乗手続きのようです。画面を見ると、搭乗者はエメット・ブラウン、つまりドクで、出発地はイランのメヘラーバード(Mehrabad)、到着地はリビアとなっています。
一路、イランからリビアへ向かうドク。
イランなのか、リビアなのかわかりませんが、トラックの荷台に武装した男性が多数いて、ちょっと物騒な雰囲気。
タイムトラベルをしたころに比べて、かなり若いドク。
ターバンを巻いた男たち……。
250万ドル(約2億8000万円)もの金が出てきました。
こんな奴らと取引しようというのでしょうか……。
巨大な砲弾がごろごろ転がっているここは、何の施設なのか。
当然、話が平和に進むわけがありません。
プルトニウムを手に入れるため、ドクは核爆弾製造を引き受けます。危険人物だとしてマークされるのも当然。
様々な組織の思惑が絡み合う中で、ドクは無事にプルトニウムを入手して帰ってこられるのか……。
そして……デロリアンの実験をしているドクたちのもとに、1台の車がやってくることになります……。
「1.21ギガワット」
タイトルは、デロリアンに取り付けた次元転移装置を動かすために必要な電力に由来しています。ただし、作中では脚本家のボブ・ゲイルが「ジゴワット」と誤記したものがそのまま使われています。2作目以降のデロリアンは、ドクが2015年にタイムトラベルした際に「ミスター・フュージョン」という装置を取り付けたため、電力供給を気にしなくてよくなりましたが、初期はプルトニウムを燃料とする原子炉を搭載していました。
なお、上述のように、ドクは核爆弾製造と引き替えにプルトニウムを入手しましたが、実際にはピンボールの部品を使ったインチキ爆弾を渡していました。これに怒った過激派による報復が、まさにデロリアンのテストの日だった、というのは本編中で描かれたとおりです。このムービー内でもピンボールがちらっと登場しています。
当然のことながら、このムービーはファンが作成した非公式なもの。作ったのはタイラー・ホプキンスさんで、素材としては「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のほか、ドク役のクリストファー・ロイドが出演している「ブラボー火星人2000」(1999年アメリカ公開/日本未公開)、「僕たちのサマーキャンプ/親の居ぬ間に」(1996年ビデオ発売)、「デンバーに死す時」(1996年公開)、「わんぱくデニス」(1993年公開)、さらにロイドは出ていないものの「ゼロ・ダーク・サーティ」(2013年公開)、「アルゴ」(2012年公開)、「トータル・フィアーズ」(2002年公開)、「シリアナ」(2006年公開)、「アイアンマン」(2008年公開)、「バッド・チューニング」(1994年ビデオ発売)を使ったとのことです。
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