Twitterがツイートでドローンを操作する特許を取得?
By Alfred Grupstra
GoogleやAmazon、Facebookなど大手IT企業がこぞってドローンビジネスに参入していますが、「Twitterも一風変わったドローン関連の特許を取得した」とニュース専門放送局のCNBCが報じています。
Twitter granted patent...for a drone?
http://www.cnbc.com/2015/12/21/twitter-granted-patentfor-a-drone.html
Twitterがドローンを遠隔操作し、ドローンで撮影した写真やムービーをスマートフォンなどから気軽にインターネット上に共有できるようになる特許を取得した、とCNBCが報じています。
公開されている特許内容によると「メッセージプラットフォームのアカウント保有者は、メッセージに埋め込まれたコマンドでドローンを制御可能。制御できる要素は、ドローンの位置、カメラの方向、カメラの被写体、ドローンに付いている照明、ドローンのディスプレイ、ドローンのプロジェクター、ドローンのスピーカーおよび取外し可能な積載物」とのことで、メッセージ(恐らくTwitterアカウントからのツイート)でドローンの操作やドローンが搭載するカメラの操作が可能になるものとみられます。
By Lord Jim
Twitterはこの特許に関するコメントを控えていますが、スポークスマンは「ドローンセルフィー」という単語のみ明かしています。これが言葉のまま「ドローンを使った自分撮り」を指すのかどうかは不明です。
なお、「ドローンを使った自分撮り」というと、スマートフォンでカメラを調整できる手のひらサイズのドローン「ZANO」がKickstarter上で話題となりました。しかし、ZANOは4億円以上の資金を集めながら、最終的にプロジェクトが頓挫してしまっています。
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CNBCは2015年3月にTwitterが新しくリリースしたライブ配信アプリ「Periscope」の名前も挙げており、新しい特許を使えば「Twitterアカウントからドローンの撮影する映像をライブ配信できるようになるかもしれない」と示唆。
また、「ドローンがソーシャルメディアの中で重要な役割を担うような未来がすぐにやってくるかもしれない」と述べており、将来的にはより多くのソーシャルメディアがドローンに興味を持つかもしれないとしています。
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