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スキーW杯大会で墜落したドローンがトップスキーヤーにあわや激突


2015年12月22日にイタリアで開催されたアルペンスキーFISワールドカップ・男子スラロームの競技中に、上空から落ちてきたドローンがコース上に墜落し、コンマ数秒差で競技中の選手にあわや接触するというハプニングが発生しました。墜落したドローンは撮影に使われるプロ用とみられる機体で、仮に選手に激突していたら大けがにつながっていた可能性もあり、実際の墜落シーンは思わずヒヤッとしてしまうものになっています。

World champion ski racer nearly smashed by DRONE FALLING OUT OF THE SKY - SBNation.com
http://www.sbnation.com/lookit/2015/12/22/10653384/skiing-video-marcel-hirscher-holy-crap-the-drone-fell-down-so-fast

この事故に巻き込まれかけたのは、ワールドカップ5連覇中の王者マルセル・ヒルシャー選手でした。ハプニングはヒルシャー選手の2回目の滑走の際に発生しましたが、ドローンは滑走コースをわずかに外れた地点に墜落したため、ヒルシャー選手は間一髪で難を逃れることができています。

大会を中継していたアメリカのNBCはTwitterでもその瞬間を発信しています。

さらに、その瞬間を収めたムービーがコレ。滑走開始から10秒あたりでハプニングが発生するのですが、墜落の衝撃でドローンはバラバラに壊れており、これが選手に激突していたらと思うと冷や汗が出るレベル。


ハプニングはスラローム(回転種目)の本番中に発生。ポールに向けて旋回に入るヒルシャー選手の脇に突然4枚のローターを持つドローンが上から落ちてきて……


「バシャン」という音とともにバラバラに分解。ムービーを見ればその衝撃の強さが感じられるはず。


間一髪で難を逃れたヒルシャー選手はケガもなく、そのまま競技を続行。ハプニングの影響があったかどうかは定かではありませんが、大会を2位で終えています。なお、前々日の20日に行われたジャイアントスラローム(大回転)では2位に1.2秒の差をつけて優勝しています。

Madonna di Campiglio (ITA) Men’s Slalom Results


ヒルシャー選手は大会後、Instagramにハプニングの瞬間の写真をアップ。「Heavy air traffic in Italy」というコメントを「#crazy(クレイジー)」「#drone(ドローン)」「#crash(クラッシュ)」「#luckyme(俺ツイてる)」というタグをつけて投稿しています。

Heavy air traffic in Italy #crazy #drone #crash #luckyme

Marcel Hirscherさん(@marcel__hirscher)が投稿した写真 -

結果的に大きな事故に発展しなくてよかったハプニングでしたが、改めて何らかの対策の重要さを思い知らされるインシデントとなっていました。

◆2015/12/24 11時43分 追記
AFPBB Newsが報じたところによると、スキーW杯でのドローン落下事故は、「意図的なもの」だったとのこと。

スキーW杯でのドローン落下、「意図的なもの」と判明 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
http://www.afpbb.com/articles/-/3071267

ドローンはテレビ局が撮影用に飛ばしていたもので、動作周波数に予期せぬ強力な干渉が入ったことでコントロールが難しくなったため、「操縦者は、正式な安全対策の手順にのっとり、ドローンを地上すれすれまで降下させた後に放した」とのこと。ドローンの落下自体は、コントロールを失うことを避けるための意図的な破壊行為であったようです。

なお、テレビ局と国際スキー連盟は、空撮用ドローンの使用は「安全な飛行が可能になるまで」禁止にするつもりとのことです。

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in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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